• SAC Bros. Company

フタものの成形工程


マニーを節約する為、いつも 魔法瓶に紅茶を入れて持ち歩いているのですが、 先日そのポット自体を喜楽歩に置き忘れてしまい おとつい SAV へ行った時に飲む物が無かったので こんな時の為に。と、ストックしてあるティーパックを使い、薬缶で紅茶を作りました。

湯が沸いたので、ティーパックを入れようと…袋を開けてみると SAV の湿気にやられたようで、うっすらと青カビが付着していました。 100℃の煮沸殺菌力…ナメんなよ。と、そのまま入れてやりました。

なんだか今日、体調が優れません。

どうもこんばんは。motomanです。

昨日はりきり過ぎ、今日削れる物は フタもの2セットとフタものの躯体1個だけだったので 久々に…のんびり作業する事にしました。

と、同時に 「このフタどうやって作ってるんですか」と、しばしば聞かれるので 以前1度書いた事がありますが…改良点も加え、再び書いてみようと思います。

陶芸をしておられる方は 「うん。想像通りだ」 と、思われるでしょうし 陶芸をした事が無い方は 「へえ」 と、思われる事でしょう。

誰が為に鐘は鳴るのか。

おとついの夜中に注文したアルミ鉋が届きました。早い… これでモリモリ削れます。

因みにこのアルミ鉋。 ネットで調べまくったんですが、高いところでは1800円近くするし 1500円台や1200円台のところもありますし…

私が探しまくった末に出した結論は 陶芸ショップ.コムで買え。という事です。 確か850円くらいです。 もちろん送料が乗りますが、私は大量に消費するので…毎回、陶芸ショップ.コム で購入しています。

もっと安いところがあれば教えて下さい… やはり自作すべきだろうか…

しかし、前まで袋に グット電機のマークが入っていたのに、それが消えてしまっています。 仕入れ元が変わったのでしょうか。 モノ自体は変わってないんですけれどね。

因みに、グット電機に電話して聞いてみたところ 卸し先から買って下さい。直売りはしておりません。 バラ売りもしておりません。必ずセット販売となっております。 と言われました。

丸型が大量に欲しいのですが…残念です。

躯体を裏返しにろくろに据え、中心を取ります。 そして、土で動かないよう、固定します。
バランスを見ながら…高台の大きさを決め、上から下まで荒削りします。

この時、大きな溝は削り出しておきます。 全体のラインはこの時点でほぼ決まる。という事です。

その後、新品のアルミ鉋を使い さらに1段、彫り込みます。

新品のアルミ鉋の切れ味は…素晴らしいですねえ。 すぐ刃がチビてダメになるんですが。

別の形状のアルミ鉋でさらに1段 彫り込み、躯体の下半分は終了です。

おもむろにひっくり返し、上半分に取り掛かります。

同じように土で動かないように留め、荒削りをします。

私の場合、流れとしては 超鋼鉋で荒削り、おおまかなラインを決め その後、小さなアルミ鉋で彫りを入れる。 といった感じです。
くぼませてある形なので、 内側に螺旋状の彫りを入れました。 吸い込まれるような雰囲気が出るかどうか…といった狙いがありますが どうなるかは知りません。

螺旋状に彫ってあるので 同心円がいくつもあるのではなく、これらは一本の線です。 普段ろくろを使って成形している方であれば 少し練習すればすぐ出来るようになるでしょう。

上から下まで一息で入れてしまいましょう。

細かい削りカスが表面に付着しますが、 広い面積は、ヒゲ剃りの泡をつけるコレで払います。 が、少し毛が硬く…いささか大きいので アルミ鉋で小さな彫りを入れたところは、この 何でしょう。

化粧をする時に使う、筆みたいなやつです。 毛の硬さが丁度良く、また 毛束が細いので細かいところにも入りますし、何よりペン型なのが非常に扱い易いです。

どちらとも100均で購入しました。

まあ…普通に、刷毛や絵筆なんかでも良いんですが ヒゲのやつは自立するし、化粧の筆は長さがほんと扱い易く ほど良い大きさなので道具箱に収め易いので…オススメです。

で、躯体の削り終了です。

こうして書いてみると、あっと言う間に出来上がった感がありますねえ。

続いてフタ。 私の場合、天地はこのままで水挽きします。 バイ挽きする時と同じですね。

土殺しをし、そのてっぺんで皿を作って終了。です。 フタの原形の成形は…2分くらいです…

当然、てっぺんの皿の部分が薄く 首になる部分は激ブ厚いので、乾燥状態に大きな差が出ます。 それを緩和する為、皿部にだけビニルを掛け 原形はケイカル板や石膏板の上に置き、なるべく首になる部分を早く乾燥させる必要があります。

フタ削り開始です。

まずは伏せてろくろに据え、中心を取り、土で固定します。 私の場合、かなり高速でろくろを回転させるので スッ飛んでしまわないよう…太めの土を縒り、しっかりと留めておきます。

今までにスッ飛んだ回数、 フタ2回 躯体2回です。

まず、てっぺんをこんな感じに削ります。 大きな面積を水平に削るのは難しいので、縁だけ少し残しておき 縁だけきっちり水平にします。

これが実は、大事なコツの1つです。

ああ。こうすれば良いじゃあないか。と気付くまでは 水平に削ったつもりで土を外し、ひっくり返して中心を取ろうとした時に きちんと水平に削れていなくて、またやり直し…というイラッとくる事が多かったのですが コレを思いついて一気に解決しました。

考えてみれば当たり前の事でも、気付くまでに…色々あるもんです。 また、鉋を縦にして置いてみると… 縁がきちんと一番高いところになっているか 縁の面がきちんと水平であるか が、確認できます。

縦に置く。というのもまた1つ、ポイントです。 ステンや多少厚みのある木材、鉄などなら問題無いですが プラのものさしを横に置いて確認しようとすると、多少のたわみが出る場合があります。 む。これでは正確ではないな。と思い バカな私はステンの小さなものさしを購入したのですが… よくよく考えてみると、縦に置けば…たわみません… 見易いですしね。

縁の外側は、このように少し角度をつけておくと良いです。 理由は…
下処理が終われば、ひっくり返して固定します。 この時、しっかりと固定できるようにつけておいたのが さきほどの段差です。

小さな事ですが、効果は大きいですよ。 回数を繰り返して私が気付いた、大事なポイントの1つです。

しっかりと固定できる事により、ろくろの回転速度を上げられるので 作業効率が良くなる。という効果もあります。

また、この時 実際に躯体に載せ、サイズがどうであるかを見られるチャンスなので きちんと合っているかどうか、確認してみましょう。

フタの内側を奇麗に削ります。

この時、躯体のキィ ( フタを受ける部分 ) をパスで測り フタの直径を削り、微調整します。

躯体とフタの乾燥状態を見る事もお忘れなく。 躯体とフタのどちらがどうであるから、フタの大きさはこうでなければならない。という見方をすればOKでしょう。

この作業で、上辺と底辺が正確に水平になった。と、言えます。 この時に首になる部の荒削りもやってしまいましょう。 そうする事で、次の工程の時に より中心が分かり易くなります。

超鋼鉋で荒削りし かきべら大とかきべら中、そしてかきべら小とアルミ鉋を使い 任意の形に削り進めます。

注意点は…3段階ほどに分けて削り進める。くらいでしょうか。 上から下までをだいたい3分割して考え 一番上から仕上げていく形です。

理由はひとつ。 最初から下まで同じ太さになるように荒削りしてから、上から仕上げようとすると 削る時の抵抗で、首が曲がってしまう可能性が高いから。です。 当然、土台が太く しっかりしていると、歪まないので 3段階に分けた内、上を細くしながら成形し 中は上より太く残しておき 下はさらに太く残しておきます。

なんて無駄の多い形状なんだ…元から首になる部分を細く挽いておけば良いじゃない。 と、思われた方もいらっしゃるかと思いますが そういった理由で、あえて太く残しているわけです。

と、同時に その太さが形状の最大幅になりますから 言ってしまえば…太ければ太いほど 成形できる形状の自由度が高まります。

久々に擬宝珠を彫りました。 愛らしい…

最後に、留めてあった土を外し 土が邪魔で削れなかったところを、アルミ鉋で慎重に削ります。 鉋が ”勝つ” ほどの力を加えてしまうと、中心がズレたり スッ飛んで行ったりしてしまうので…息を細めて…慎重に、です。

抵抗があまりかからないような鉋のあて方で…どうぞ。

ろくろの天板との接地面を少し濡らし、天板に固定する方法も考えられますが この首は、水平・垂直が命なので…私の場合、このデリケートな部分をこの後 さらに奇麗に処理しなければならない、そういった工程は避けています。

ようやく完成です。
なかなか良い感じですね。
そして2セット目。

荒削りをする際、私は 小さなかきべらで上から下までを螺旋状に少し彫ってから、超鋼鉋で表面を削ぎます。

人によって様々なんでしょうが、私は…この一手を挟んだ方が奇麗に削ぎ易いと思っています。 小さな起伏があっても、超鋼鉋よりもかきべらの方が削ぎ易い気がするのです。

2セット目完成です。

てっぺんのアレ…一体何なんでしょう…

てっぺんが重過ぎると焼成の際にアレなので 外のラインに沿って、内側を彫っておきます。
そして 先日、ちょっとしたミスがアレで…もうちょっと乾燥してから削ろう。と 置いておいた躯体も削りました。

胴の中央部に、手持ちのアルミ鉋で最も小さいもので螺旋彫りを入れた上から 台形のアルミ鉋で一本だけ彫りを入れました。 ちょっと思い付きでやってみたんですが…ほんと、彫れば彫るほど 色々な形が可能なんだなァ。と、これからが楽しみです。

私が良く使う鉋。 お疲れさんです。

今日おろした新品のアルミ鉋の一本が 2セット半削っただけでチビました;; アルミ鉋を消耗品のように使う人って…なかなか居ないでしょうね。

腹の調子がどうもアレだったんですが、素焼きが終わったので 水洗いし、キズやキレが無いかチェックしつつ 埃とバリを落としました。 キレイさっぱりしましたね。

先日釉薬を掛けた、ゴージャス ( になる予定 ) な大鉢を本焼き中で 今日出せるかな?と楽しみにしてましたが、まだ230℃近くあったので無理でした。

明日は SAV へ行って作業しようと思っていますが、その前にちょっと喜楽歩へ寄って 窯出しできるかどうかみてみようかな?なんて思ってマス。

と、言いますか いつも持ち運んでいるお道具箱、置き忘れてきてしまったので 寄らざるを得ません----------------------------------

っていう

5回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

写心

SAC Bros. by Motoman & Enken

Japanese Traditional Craftsman Team

 Inquiry for Business

 We are accepting orders for sold-out products.

 Please see here for details.

 

 完売商品のオーダーをお受けしています。

 詳細はコチラから

Please subscribe our E-mail member

  • YouTubeの - ブラックサークル
  • Instagramの - ブラックサークル
  • Facebookの - ブラックサークル
0