
SAC Bros. Company
三が日からの
年末・年始と 日本全国どこもかしこも寒いようで。 そんな中、わざわざ山の中に集まる人達も居たりで。
どうもこんばんは。motomanです。
朝7時に起床。
ゆっくりと朝食を食べ、8時頃。
私有地なので詳細な場所は書きませんが…
岸和田の、とある山へと車を走らせました。
3日の8時に開始し、私が到着した今日の9時過ぎには 温度計はもうすでに…1140℃を指していました。 え?早くないですか。
しかも話を聞くところによると、
オルトン8番が倒れていたらしいので…炉内は1260℃ほどになっているようでした。
逆に、早く昇温し過ぎてしまい…
還元状態をかぶせ気味に維持する事で、現在の温度をキープしたまま
熾 ( おき : 薪が燃えた後の灰 ) を溜める方向でいこう。という事になりました。
小山さんの狙いは、還元状態をキープし続け
ビードロに青味を持たせる事。
シャバシャバに流れるのは嫌なので、出来るだけ熾を溜めて
作品に灰をガンガンぶつける事。
この2点を目標としていましたが
熾がなかなか貯まらず…
木蓋に変えてダンパーを調節したりと
色々と試した結果、私が帰宅した21時頃には
少しずつ熾が溜まっていました。
昇温が早過ぎ、燃料である薪を…食われる食われるで
金銭的に厳しい状態になりましたが、これだけ長い間 強還元状態をキープした窯から出てくる物が
一体どんな景色になっているのか。
楽しみです。
というわけで、12時間に及んだ窯当番が終わりました。 世の中…この作業を1人でやる人も居るんだから、すげえなあ。と思います。 3日焚き続けて3日冷ますのが一般的なので… 24時間戦えますか。どころの話ではありません。 72時間、起きていられますか。 1人でやると、片時も目を離せませんから…まともに休憩する事すら出来ません。 眠り病を患っている私には到底無理です。
いつ寝ているんですか。と聞くと 薪が爆ぜる音を聞きながら、火を見 還元状態を維持できる 5~15分 の間、何となく眠り また薪をくべては 5~15分 の間、何となく眠る。と答えられました。 人間業じゃあないですね。 想像するだけで拷問です。
小山さんがおっしゃっていた、死ぬまでにやりたい事。 7日間焚き続けてみたい。 手伝いますから…1人ではなさらぬよう…
自分の作品が入っていないにも関わらず、九谷から2人 信楽から1人の作家さんが応援に駆けつけていました。 ご苦労様です。
同年代で、他の産地で仕事をしている作家さんの話が聞けて楽しかったです。 また、見学に来ていた これまた同年代の佛師さんの話が非常に興味深かったです。
木を素材として仏を彫る仕事。 格好良過ぎますねえ… 今度 作業場へ遊びに行かせてもらう約束をしたので また1つ、楽しみが増えました。
っていう