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世話女房と素ーメン


📷先日の販売会に出品しようと 作ったラーメン鉢ですが。

口縁のブクが思ったより出てしまい… ブクが欠ける可能性があったので、泣く泣く出品を断念した物。 眠らせるのもアレなので 作業場で使う事にしました。 📷私のお昼は大抵ラーメンです。 理由は すぐ作れてすぐ食べられるからです。

おかんが隣に居れば あんたそんなもんばっか食べて。と これでもかこれでもかと、具を投入してきそうなもんですが 私は素ラーメンが好きです。 素ーメンです。 ソーメンじゃないですよ。 スーメンです。

計算通り!素ーメン2玉分、収まりました。 具を盛って良い感じでしょう。 因みに私は猫舌なので これまた…焼きでミスした茶碗に取り分け、フーフーして食べます。 どうでもいいですね。

私は素ーメンが好きだ。と明言しているにも関わらず 具を投入してくるおかんは 敵。 ではないです。

栄養面を考えれば、その行動も理解できます。 けれど、私から言わせてみると 栄養不足を重々…承知の上で 「私は素ーメンが好きです」 と言っています。 気持ちはありがたいのですが、迷惑でもあります。

おかんと私の直線上を阻むように立ち これ取っとき! 内緒やで!と 飴ちゃんを握った手で、人のポケットに不法侵入してくるおばちゃんのような… その程度の事なら まあ、笑って済ませられるのですが 困った事になってしまう事も…あります。

何度も書いた事がある気がしますが、 学生の頃、帰宅途中に前方不注意の車に突っ込まれ 三途の川を見た事があり ( よく聞く話ですが、マジに川が見えました ) 左手に障害を負ってしまいました。 それが元で、課題がこなせず留年も決定。 同級生は上級生になり 下級生が同級生になり、 居心地の悪そうな私を気遣い、クラスメイトが話しかけてくれました。

その気遣いがとてもありがたく、お陰様で仲良くやらせてもらっているわけですが 窯焚きなんかの際。 学校にあったのは20kのでっけー窯で 当然、入れる位置が作品の良し悪しを決める要素にも成り得ます。

私は特にそこらへんにこだわってなかったので 毎回毎回 「別に何処でもいいよ」 と言っていました。 その度、私の事を気にかけてくれていた子が まあ、留年してきた身だから 気を遣って自分の意見を言いにくいんだろう。と考えたのでしょうか。 「もとまは何処へ入れたいん?」 と聞いてくれていました。 「え?いや…何処でもいいよ…」 と再度答えると 「自分の意見ははっきり言わなあかんで!」 と怒られてしまいました。

これには参りました。 私は”何処でもいい”という、自分の意見を明言したつもりだったのですが 彼女にとっては コイツは遠慮して自分の意見を言えない小せぇ野郎だ。 とでも思われたのでしょうか… 何やら妙に苛立っていた彼女の横顔を思い出します。 何処でもいいだとか 何でもいいというのは…意見として認められないようです。

物を作っている人間として、一番良いところに入れたいのは必定。 それを求めない時点でダメダメですよ。という事なのか 留年してきた引け目があるのかわからないが、遠慮するなんて水臭いじゃあないか。という事なのか 今でもよくわかりません。 あんた男なんでしょ!もっとちゃんとしなさいよ!って事だったのかもしれません。

先日観た映画”腑抜けども、悲しみの愛を見せろ”で 「蕎麦本来の味を楽しみたいから、薬味はいらんのや」という夫の蕎麦猪口に 嫁が 「栄養が摂れるから」 と、薬味を投入したシーンがあり 「何しとんじゃボケエエエエエエエエエエエエエエ」と 夫が怒り狂いました。

この下りと窯の話、素ーメンはどう違うんだろうなあ。

喜色満面で具を投げ入れてくるおかんの気持ちもわかるし、 気遣ってくれていた彼女の気持ちは、言葉にはできないけれど わかっているつもりでいるし ( わかっているつもりでいるのが間違いなのか…? ) 飴ちゃんをこっそりポケットに忍び込ませてくるおばちゃんの気持ちも… わかりませんが理解はできなくもないです。

っていう…

今日はとんこつだったので 明日は塩にしおっと

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SAC Bros. by Motoman & Enken

Japanese Traditional Craftsman Team

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