- SAC Bros. Company
削りラッシュ
最近 いつも使っている土よりも荒い土を使う事が増えたせいか 削りばかりに追われているせいか 小指と薬指の皮が、ついに消し飛んでしまいました。
ほー イテテ。
どうもこんばんは。motomanです。
本日から喜楽窯での窯焚きが始まる為、昨日は どこまで起きていられるか耐久レースを独走していました。 起床リズムをずらさねばならんのです。
昨日 ( 私にとってはまだ今日ですが ) は 来月頭から始まる、普限窯のエントリィ最終日でした。 一の間に水差をひとつと、引出しを一本お願いしました。
水差のフタの焼成方法について、普限窯のボス 小山 普さんと議論を交わしました。
私の希望は、歪みをなるべく無いように焼きたい。というのが最優先事項でしたが。
フタは歪みのリスクを減らす為、ベタ置きにするつもりでいたのですが 人目に触れる部分が白抜きになってしまうのもアレで。
ちょっとした挑戦心と、赤貝に乗せた時に 黒土の色がどのように変化するのを確認しておきたかった。という点を踏まえ 小さな赤貝にのせて焼成する事にしました。
また 本体は水が入る為、裏面が人目に触れる事はありません。 黒土が白抜き状態にどんな色になるのかも確認しておきたかったし 歪みを嫌ったので、ベタ置きにしようか。と まあ そのようになりました。
最優先事項がいとも容易く崩れた瞬間です。
>> Photo by あーちゃん <<
裏面を削ったらこんな感じです。
削り終えたならば。 あとは自然乾燥させるだけなので、簡易棚を組みました。
あとは放置あるのみです。
削りとは結局のところ、表面を削ぐ行為であり 大きく形を変える為のものではないので、ろくろを挽いた時の形で全てが決まります。
削り終え、こうやって置いてみると、 ろくろを挽く時の手順は正しかったのか 削り作業の手順は正しかったのか イケていなければ どこに無理があったのか。と、反省できる可能性を見逃す事なく拾う事が出来ます。
今の私の力量ですと…まあ こんなところで OK ラインじゃあないでしょうか。 次はもっと上手くやってやりますが、ね。 なぞるのではなく、初めてのように。
ここらへんから記憶がアヤシイですが この後…何か別の物を削り 釉薬を掛けて本焼きの窯詰めをしていた頃に空が白み その間に乾燥の進んだものをまた削っているうちに朝が来て 帰宅した次第です。
今から眠り、夜から始まる窯焚きに備えます。
オヤスミナサイ