- SAC Bros. Company
自由と伝統の差異、そこに見るは欲か業か
あれ ? 今日は寒いと言ってましたが、そうでもなかった気がします ?
ユニクロの便座ももひき効果なのでしょうか… ??
どうもこんばんは。motomanです。
今日はフラフラしていました。 振込みをしたりですね 入金を確認したりですね。 最近、何かと入金頂く機会が増えましてね。 今日もね、確認したらね 利子がね、 数十円 入ってましたよ。っと。
ともあれ、本日の振込みで 近々…必要な物が揃います。
その後、堺へ向けて車をブーブーしました。
岸和田城のお堀りで販売会をした時に初めてお会いした
阪本 ケンさんに、ある物を頂きに参った次第です。
どうもそれをご購入者がプレゼントされるようで。 そうですね。 ついに私にもきました。箱書きです。
そう。 本日振込みしたのは…桐箱の代金です。
八田さんに教えて頂いた桐箱屋さんは、ある程度のまとめ買いをしないとダメだったので
ケンさんに教えて頂いた、出石の桐箱屋さんで 1つ だけ注文しました。
桐箱のどこが正面で、あて紙をどう…何処に貼るのか。なんて ケンさんは丹波で修行されていた頃に、周りの方々が箱書きしているのを見てらっしゃいますし ご自身ももちろん、箱書きされています。
で、電話でご相談させてもらった時に 共布と紐、あて紙が余っているのがあるからどうぞ。と言って頂けたので 物乞いに来た。というわけです。
大変勉強になりました。 こうしている人も居るし、こういう事をしている人も居る。という実例を聞くと はあはあ。なるほど。 興味深く…楽しいですね。
しかしまあ
仲睦まじいとはこの事でしょう。
奥様と初めてお会いしましたが、笑顔の絶えない関係と見受けました。
キー
ケンさんから頂いた共布が手前で、昼馬さんの持ってらしたのがその他の 2枚 です。 私も色々と調べてみたんですが、共布はウコンで染められていて 防腐効果があったなどと言われています。
現代に於いて、その意味合いは非常に希薄となっているようで
共布にウコンを使っている物はほとんど無く、科学染料でウコン色に染められている物ばかりです。
よって
昼馬さんの、この紺色の共布のように
カラーバリエーションも豊富になっているようです。
瓢箪からヤッピーが出ました。
ああ。まさか先生の作品と出会うだなんて
何とも感慨深いモンです。
柳原先生らしい、ふんわーりとした
自由さを感じさせる…いかにも先生らしい
人柄を感じさせる一品です。
ほんと、丁寧な人柄が出てますね。
なるほど。
こういう形であて紙を貼り付けているお人もいらっしゃるようですね。
しかしこれでは箱書きが見えないわけですが。
高台の小さい物なので、逆さまに入っていました。 箱の中でカタカタしないように。でしょうね。
これを開く際、昼馬さんに
「 これきっと貴方好みよ 」 と言われ…
鉛の入ったガラスや釉薬は、人体に有害である。として
市販されている釉薬のほとんどは無鉛の物に替わりました。
しかし
鉛を入れる事でしか表現出来ない美しさがあるのは事実で…
うん。
これもまた、面白い思考材料になりそうです。
以下、 Wikipedia より抜粋
落成款識(らくせいかんし)の略語。 書画を作成した際に製作時や記名を書き付けたもの、またその行為を言う。 慣習上、署名として押捺された印影、または署名に代えて押捺した印影をさすことも多い。 署名用の印そのものを落款と称することもある。
共布の左下 ・ 箱書きの作者名の右下ないし下に配し 私が作りました。という印となります。
また、共布には裏表がありまして。
裏に押すのが正式だ。なんていう話も耳にしました。
アレコレありすぎてわからなくなってきました ^^;
うーむ。
この…ぐい呑み…かっけえぜ。
早いとこ磁器にも着手したいですねえ。
かっけえ物を見ると…ウズウズします…
お客様の収納を考慮した場合、天蓋に書くと 重ねて置いてしまうと見えなくなりますから。
また、落款の色は一般的には朱ですが このお方は黒を使っていますね。 このお方って…人間国宝なんですが…
箔っておもしろいモンです。
人間国宝の作品ですよ。と聞かされると、いささか気後れしちまいますね。
落款もおおまかに 2通り あり コレは白文 ( はくぶん ) です。 ↑ のぐい呑みは朱文 ( しゅぶん ) です。
文字が白いのか赤いのか。という違いですね。
あとアレです。
切り口が真っ直ぐなのとギザギザがあるのは何でやねん。と思ってましたが
ギザギザに切ったものの方が、切り口が解れ ( ほつれ ) にくくなるようですね。
相手に失礼が無い様 最低限の事はこなしておかないとな。という事で、方々からご助言頂きました。
理有に、何処から桐箱などを仕入れているのか聞く為に電話し 箱書きどんな風にしてる ? と聞くと
「 俺達がやってるのは現代陶芸やから 自分が格好良いと思った形がいいんちゃう ? 」 と言われました。
うん。そりゃそうだ。 彼は筋の通った道を歩いているので、理有らしい言葉やなあ。と感じるも。 あれ ? 私はどうなんだろう。
昼馬さんは 「 貴方は未だ若いし、こう言ってはなんだけれど 抹茶碗にしてはかなり安い物であるし。 要は、品と箱書きの " 格 " が合っていれば良いのじゃない ?
箱ばかりが立派だと、私は恥ずかしいなあ 」 と仰られました。
うん。私もそう思います。 箱書きひとつ取っても、器を作るのと同様 ある程度は回数をこなさなければ見えないところもあるでしょうし。
いくら一笑を望む私とて 失笑を買うのは…イケてません。
表現したい事、制作テーマはありますが うん…
未だ どういった道をどういった足取りでどのように歩いて行きたいのか。 それらが定まれば 作品以外の部分にもそれらを込められる。
いずれにせよ 近日中に、今の私の箱書きを…やらねばなりません。
初めてという事もあり、ぴょっと出のアイディアに頼りたくもないので 至って普通の箱書きになると思います ^^;