• SAC Bros. Company

長崎 最終日 1 / 6 ゴースト ・ タウン


販売会と窯焚きが終わり 売れ残った品をガタゴトと揺らし、 SAV へ。

雨が降って秋がクラウチング ・ スタートをキメたのか 一気に過ごし易い気候になり過ぎて。

荷を降ろし、ぼんやり頭で放心しながら猫背で煙草をふかし 腹が減っている事に気付き、チキンラーメンを食べて 販売会前に陶芸をしにいらっしゃったお客さんの作品の乾燥具合を確かめ 棚板にサンダを掛け、垂れまくった痕をキレイにしていると 猛烈な眠気に襲われ、しばし車内で眠りコケる事にしました。

1時間 ほどのつもりがついつい 2時間 。 体が未だ眠っていたので、とりあえず木刀を手に素振りしたんですが カが戻らなかったので…帰宅しました ^^;

何しに行ってん。

どうもこんばんは。motomanです。

いよいよ長崎最終日デス。

当初の私達の目標は、ただの 1つ だったのですが 出発前に…ちあらから得た情報によると いや、ここにも行くべきだ。というアレで かゞみやの PC で調べる事に。

明日 何処行くの~ ? と訊ねるトモさんに ココ行きます。とモニタに映る画像を見せると 僕も行くぅ~ という運びになり。 5時 起床が決定しました。

そのくせ この日にかゞみやへ到着した、福岡のお嬢さん 2人 と大阪人 3人 レバノンと日本人のハーフ、オランダ人、韓国人という構成で 2時 近くまでトランプで大富豪で大いに盛り上がるという… 📷最終目標へ行く為の条件がかなり厳しく、台風が来ていたこの頃 渡るのは絶望的かもしれない…という事で 保険の意味も込め、朝 5 時過ぎにかゞみやを後にし 車を走らせました。

とにかく時間が無く、かなりタイトなスケジュールです。 📷ウェット ・ コンディションの山道という厳しい条件の下 鳥さんのナイス ・ ドライヴで、予定 15分前 に何とか到着。 📷雨がパラつく中、船は出るのだろうか…とドキドキしながら… 船の到着を待ちます。

来ました。 雨は結構 降っていましたが、幸い風はさほど強くなく 船が出せると聞き、一安心です。 📷この時点で 最終目標へ行けなくとも、最悪この 1つ は達成できる事となったので 嫌でもテンションが上がります。

私のテンションが上がったところで、きっと外見上の変化はほぼ無いですけれどね。 📷とりあえず乗船。 海沿いは風があるので肌寒かったですねえ。

お前半袖やん ? 俺 長袖な上に防水のパーカーやん ? したり顔の鳥さんにイラッときた瞬間です。 📷乗員制限 10人 の小さな漁船。 海面に船底を叩きつけるように…走るというより跳ねるように進みます。

小心者の私は、船酔いしないだろうか。といささか心配でしたが 片道 15分 ほどだったので余裕だったぜ ?

トモさんが写真を撮ってくれました。 かなり傾いてるのが分かるでしょう ? 📷せっかくなので代わってパシャリ。

因みに トモさんが着けているイヤフォン。 何を聴いているのかと思いきや、耳栓代わりだそうです。

へえ ? 📷小窓から目標物が確認できました。

私達が向かう先は… 池島炭鉱です。

以下、 Wikipedia より抜粋。

1959年 より出炭が始まり、石炭火力発電所に石炭を供給した。 隣接地での旺盛な需要により石炭の採掘は 1980 ~ 90年代 にかけても進められ、 最盛期の 1985年 には 150万トン を越える石炭が採掘された。 1990年代 には鉱区 約35,500ha 、坑道の総延長距離が 約96km に達し 炭鉱マンの移動時間の短縮のために人車の軌道が改良され、ドイツ製の高速人車 ( 通称 「 女神号慈海 」 ) も導入された。 しかし、その後は炭鉱内での事故が相次いで発生。 さらに 1998年 の電力自由化によって池島の石炭は安価な海外炭に押されるようになり、 2001年 11月 に閉山。 当時 約2,500人 いた従業員はすべて解雇された。 操業開始から閉山までの出炭量は 4,400万トン である。 📷引っ張りに引っ張ってきた目的地の 1つ がようやく明かされましたねえ。

1人 片道 300円 の船賃を支払い…安… 上陸 ! 📷ネコ多。

待合所でとりあえず一服です。 📷しかし… ここのネコは目つきが悪い…

人に慣れていないんでしょうかねえ。 必ず目で捕捉してくるし、そうでなくても 背を丸くしていつでも逃げられるような体勢を維持し続けていました。

映像の仕事をしているトモさん。 私達と一緒では、好きに撮りたいものを撮れないだろう。と ここで別れる事にしました。

ハグと握手で幸運を祈りました。 📷天気は一向に好転せず。 結構な雨の降りしきる中、ネットで調べていた 電動自転車を借りる為、歩を進めました。 📷わざわざ船に乗って炭鉱まで何をしに来たのか。

最初に観たこの建物が、その片鱗を孕んでいます。 ベランダに、取って着けたような…比較的新しい波板。 その一部が破れていますね。 📷歩く事数分。 電動自転車貸し出し所へ到着するも 返事がありません。 📷島の大きさもイマイチ把握していなかったので 電動自転車は必須だろう。と考えていた為 しばらく待ってみました。 📷見ればバスの停留所。 📷こういうものは写真に撮っておくのが良いですな。 後々…何かに役立つかもしれません。

しかし…停留所間の時間がやけに短いですね。 9つ の停留所があり、その移動時間…バスで 10分 。 坂がキツいのかもしれないが 色々と見ながら歩けば…そうたいした距離ではないのかもしれない。と そう判断した私達は バスでてっぺんまで登り、歩きで下る事にしました。 📷結果、港そばの待合所まで一度戻る事に。

これは何なんでしょう。 怖えぇ…

これ何ぞ。と鼻で笑えないのは理由があるのですよ。 📷十数分前に別れたトモさんと再会しました ^^ 世間って狭いですね ^^

この後 結構な時間を潰し、フェリーがやってきましたが 誰も乗ってませんでした… それを確認し、バスはゆっくりと動き出しました。 📷バスの中ではトモさんが、早くもカメラを回し始めました。

重い機材を解き、バス内を左右へと移動 運転手から情報を聞き出しつつ、窓の外を忙しなく睨みつける様は プロフェッショナルそのものでした。 陽気なトモさんが無口になり、レンズ越しに何を観ていたのでしょう。

運転手から、この池島内に宿泊できる所があると聞くや否や 僕、ここに泊まっていくよ~。と即決。

良いなァ…フットワークの軽さ。

とりあえず腹ごなしをする。と、てっぺんの 1つ 手前の停留所でバスを降りたトモさん。 再び握手を交わし、お別れです。 重い荷物をキャリーに積み直し またね。と言うトモさんはいつもの陽気なトモさんでした。

荷物を降ろすのを手伝おうとするのを頑なに拒んだのは 自分の事は自分でやる。というアレだったのか 大事な機材には触らせないぜ ? というアレだったのかはわかりませんが きっと、アシスタントをつけずに撮影に来た事にも理由があり 彼の生き様に関与する事だったのでしょう。 📷私達はてっぺんの停留所に着きました。

フェリーも待合所も、道中もバス内も…誰一人として会いませんでした。 最初の停留所にあった奇妙なオブジェを観て笑えなかったのは…そう。 ここ池島炭鉱は…島全土がゴーストタウンなのです。

正確に言えば、住人は居るようですし インドネシアやベトナムなどの発展途上国から、石炭の掘り方を学びに来ている 外国人の方も居るようですが。

本当に人に会いません。 その気味の悪さが…あのオブジェを奇妙な物に変えたのです。 📷池島炭鉱の中で最も高い建物がありました。 これだけ大きな建物にも、人っ子一人として居ません。 その事実が、気味の悪さという価値を与えるようです。

風化し続けるだけの人工物。 俗に、廃墟と呼ばれる群。 私達が長崎へ観に来たものは…それです。 📷人間も常に老化し、死へと向かっているわけですから 何ら違和感の無い事のようにも思えますが… 何なんでしょうねえ。

手入れをしないと朽ちるだけの人工物… あるいは 朽ちるという感覚を再認識する事の新鮮さ… そういった感覚が日常には無い。という事の証明でしょうか。 日常の中で認識していない。とも言えそうですけれど。 📷まあ そういった価値の本質が見えるんじゃあないか。と企画したこの旅。 📷朽ちゆくものから何かを得ようというのだから 滑稽にも思えますが…目的を果たすべく 感覚が鋭くなります。 📷今では…とんと見なくなった 木の電柱など。

電線を支えるという機能は変わりませんが、その材質が違うだけでも 見逃せません。 人が得、進化してきた文明も 研究と扱う素材によって大きく変わります。

その渦中、淘汰されていく物は より良い代用品が発見 ・ 実用化されただけの事で 常に最上であるとは限りません。

ただ 私が作る器は 数千年の間…その制法も機能も質も、ほとんど変化がありません。

朽ちゆく物に私が惹かれるのは その辺りが起因しているのかもしれません。 📷気負い過ぎては見落としてしまうものが在るのは必定。 逸る気持ちを抑えつつも 目に見え、データで残せるものは写真に撮り溜めます。

けれど 大事なのは空気感。 この…肌に触れる、換言できない奇妙な感覚だけはデータに置き換えられないから。 私達はこの地へ来ました。

この島全体が 大きなインタラクティヴ ・ アートと呼べるのかもしれません。

最終目標に行く為の移動時間を逆算すると 池島炭鉱に滞在できる時間は… 約2時間 。 現代に於いてその役割を終えたこの島で 私達は何を得るのでしょうか !?

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SAC Bros. by Motoman & Enken

Japanese Traditional Craftsman Team

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