
SAC Bros. Company
#2 積み重ね処理
人のカというのはすごいモンで ちまちまちまちまちまちまちまちまと 引っ張り出してきたものをひたすら分別。 捨てに行っては分別。
なるべく安く処分できるところを探しては捨て 分別しては捨て ちぎっては投げ ちぎっては投げ 天王寺動物園に居た、自分のウンコを投げてくるゴリラの花子を思い出しました。 彼女は元気にしているでしょうか。
どうもこんばんは。motomanです。
先の見えない事をするというのは… なかなかのストレスですが これをし終えたらアレをやりたいから気張ろう。と 何かそんな感じの毎日でした。
伊賀という地でどこまで根を張れるのか やりたい事をやれるベースを作る事が出来るのか 考えてみれば… 不安要素しか見当たりませんが どういったわけか、気持ちは意外に前向きでやってます。
巷で有名な ? 赤トラのおっちゃんにお願いし 取り敢えず分別し終えた金属系のものを全て処理し終えました。 金属だけでこの量です。 ゾッとします。
ほんとは向こうの部屋まで土間続きの玄関ですが おじいちゃんが改築したようで、現代風なスカッとした玄関です。
これでも大分ましな状態です。 常に、この倍近いゴミを積み上げてました。
引越し作業をしながら展示販売する機会が重なりまくっていて どれをどこに出すのか混乱しそうだったので 整理整頓も兼ね、いっぺん全部広げてみました。
この判断が正しかったのかどうかはわかりません。 と言うより 間違いでした。
一応、最初の目標としては 家中の全てのものを分別し、捨てて 持ってきたものを置ける場所を作り、それなりに収納しつつ そこからが本番。と思ってましたが 前戯が長過ぎて萎えました。
でっけー観音開きの、閂の入ったブリキの扉がついているところがあり 聞けば 元々は、畑を耕す為の牛を飼っていた部屋らしく その位置がちょうど玄関の横にある事から ここを在庫部屋にすれば… 販売の時の車への積み込みが楽なんじゃあないか。と 目的が一番ハッキリとした部屋で ここをようやく片付け終えられたのは… でかかったです。
和室に広げていた ( 広げてしまっていた ) ものも収納を終え 牛部屋をきっかけに、話が話がススムくんです。
聞くと、どうやらこの辺りは天理教の方が多いようで そういえば初めて来た時、天理教の支部 ? を目印に道を覚えたのを思い出しました。 天理教は祭壇を設置するようで、この家も同様 立派な祭壇があります。
物置きにしてみました…
これらは見ての通り、干支の置物ですが とにかくデカいんです。 手間と材料をふんだんに使っても、作れば売れるという時代があった。という証明のような気がして 村上 春樹が言っていたという 芸術はパトロンがあってこその成立するものだ。という言葉の片鱗を見た気がしました。
時代に合ったものづくり。というのは色々感じるところがありますが まあ 今はそっと置いておき、片付けに専念しましょう。
ただ 片付けをするにあたり、今はただの大きな物。なので 邪魔にならぬよう、縁側に押し込んでおきました。
ダニの見えるメガネか何かがあれば ものすごいアレなんだと思います。
撲滅したるからな。
人って面白いもんで 他人事になると好き勝手言い過ぎる。と言いますか ええやん。そのまま使ったらええやん。 という人も居れば 家庭菜園にええんちゃう。とか 記念樹植えたら ? とか 果ては 水槽入れてクラゲ飼ったらええんちゃん。とか ほんま好き勝手言いますよね。
将来的には、この部屋でブログの更新したり 箪笥を検索して喜んだりする、私にとっての癒やしのリビングになるはずなので 気合入れて色々と考えたいところですが 今は片付けに専念し、忘れ去ろうと思っています。
台所がその最たるところで なかなかのアレで… 料理する気が微塵も起きません。 これは非常に残念な事で この家の中で、私が最もキレイに直したいところ No.1 の座を射止めました。
じっくりと梁や柱の位置を見てみると どうやら増築した箇所のようで、手作り感がハンパなく 窓すらも手作り、開閉不可能な嵌め殺しになっていて 空気が淀んでいるのがよくわかります。
ここをキレイにしない限り 私が伊賀で生活していく上でのモチベーションに関わります。 気合入れて… 取り敢えず破壊します。
破壊します。
とにかく 家の中の空気がきちんと循環するような間取りに作り変える事 光をしっかりと採り入れる工夫をする事 この 2点 をクリアしない事には始まりません。
問題は いかに安価に いかに時間を掛けずに終わらせる事が出来るのか。という事ですが。
気になっちゃったら気になっちゃいますよね。
そんな感じで 相当な仕事量であっても、コツコツやればやれるもんだ。という 西川 きよしが口を酸っぱくして言っていた事が実感出来たので うまい事 作陶にも活かしていこう。と 無茶な締め方してみます