
SAC Bros. Company
#3 Renovation for me
新居から陶器を何度か発送したんですが。 郵便番号が憶えられません。
どうもこんばんは。motomanです。
リフォームとリノベーションの違いは ? なんてよく聞く話です。
私の中のイメージは リフォームは修繕 リノベーションは、もっとこう … 意思がある ! と言いますか 意図が見える ! と言いますか ものづくり的な意味合いが強い。とか何とか そんな感じに捉えていました。
ネットで検索してみると ほぼほぼ合ってました。 気になった人は自分で調べてみたらいいんじゃないかな。と思います。
大量の分別作業を終え ひとつ、ようやっと空にした部屋が作れたので そこへ、しばらくは必要としない物達を押し込めまして。 作業スペースを確保する事が出来ました。
ゴミ処理は済み、ここからがお楽しみのリノベーションだぜ !! とか息巻いていたんですが 独りでやるには限界が見えました。 サンクスくらいの近さにそれはありました。
すぐそこ。
そこで援軍を要請したところ 大阪より、にえっつさん 奈良からは、中尾くんと森くんが来てくれました。
実を言うと 部屋をスッキリさせた時、手を入れた分だけお金も時間も掛かる。という事で もうこのまま… 現状で使えば良いんじゃあないか。という気持ちが芽生えましたが ものづくりをしている人間がそれで良いのか ! と叱咤激励されまして あ、じゃあ床はいでみます。という運びで 床下の状態をきちんと確認する事にしました。
幸運にも 風通しがバッチリ良かったみたいで カビや腐敗などは一切見られず、すごく良い状態だったので このままこの穴はそっと閉じ、仕上げをしようと思います。
自分の居場所を作るって大変な事なんだなァ。なんてしみじみと感じた 35歳 。 恥ずかしき事この上なしです。 穴があったら入りたい。 ちょうどええ穴あるけどな。
台所をキレイにしないと快適さへの一歩を踏み出せないので そこから着手する事にしました。
築年数は 100年以上 。という、正確な数字のわからない家ですが おじいちゃんが家をいじるのが好きだったそうで よくよく見てみると 古い家中の天井や壁を間仕切り、スッポリと現代風な雰囲気の部屋がハマっている形になってました。
せっかくの古民家なので、その良さを押し出したい。とか思っていて 人手もあるもんで ( 3人 にはえれぇ迷惑な話ですが ) 天井落としたいねんなー と言ってみると 家主がそうしたいならそうするで とか言うので 落とします。と断言したところ 言い切りやがった顔されましたが、皆 ものづくりをしている人間なので 面倒がりながらも付き合ってくれました。
これぞリノベーションです。
でっけー梁が姿を現しました。 これを出したかったんです。
おじいちゃんが何故、天井の高さを下げ 部屋をコンパクトにまとめたのか。 そこらへんの意図は私もきちんと汲んでいます。 十中八九間違いなく 冬が寒いんでしょう。
天井を落とす時、確認してみると ほんとに昔ながらの造りで 竹を組んだ上に藁を乗せただけの天井裏で 昔は囲炉裏を使っていたんでしょうね。 それらが長い年月をかけて燻され、味わいのある黒を呈していました。 巷では高値で取引されている。というのがよくわかります。
囲炉裏を使っていると自然とそうなるわけですが 意図あってそうしたわけでもなく、経年変化そうなっただけ。と言ってしまえばそうですが 人が生活してきた中で生まれたものを珍重する感性は大事にしたい。と思っています。 素敵な天井です。
どうして山に登るんですか ? そこに山があるからです。 どうして天井を落としたんですか ? そこに格好良い竹があったからです。
後悔はしていません。 こんな雰囲気のところに住めるなんて贅沢じゃあないですか。 今はそう断言できます。 冬は知りません。 後悔しているかもしれません。
晩秋にまた 3人 に来てもらい 天井を張っている記事を書いているかもしれません。
ともあれ 光が入らぬ上 風通しが非常に悪く、湿気に満ちた台所でしたが 天井と壁を破壊する事で、それなりの雰囲気になってきました。
自分の居場所を作るのは大変ですが 皆のおかげで 独りでちまちまやっていた事が、一気に加速しました。 やっと落ち着ける空間が出来たな。と 皆の居場所にもなるよう、色々な事を思い描き ちまちまやっていこうと思います。
台所が出来上がった暁には 美味いパスタでも作って差し上げます。
またの手伝い、毎日 お待ちしております。
大阪での仕事を終え、明日から伊賀へ戻ります。 またしばらくブログを更新する事が出来なくなりますが 次、予定では 2部屋 がキレイに仕上がってるはずなので お楽しみに。
たぶん。 知らんけど