
SAC Bros. Company
つちもの
気付けば…12月も終わってしまいそうです。
どうもこんばんは。motomanです。
年の瀬という事もあってか 祝日という事もあってか いつもは賑わっている教室も…午前中に来た生徒さんはたったの2人。 アイヤー コレ キット ヒマ アルネ と思っていましたが、お昼過ぎからはパラパラといらっしゃいました。 が、皆さんお忙しいようで… いつもなら17時ギリギリまで作業していますが 何かに追われるようにパラパラと帰って行きました。
喜楽歩のアルバイトになって、はや1ヶ月 ( たぶん… )
個展や何やかんやとかぶっており、なかなかアレでしたが
ようやく今日。
喜楽歩でバイトが終わってから作業する事ができました。
色々な事をやってみないと…わからない事も沢山あるだろうし 何より 気付かない事があるかもしれない。と考えると もったいのうてもったいのうて…
で、土物を水挽きしよう。と思ったわけですが んん 粘土も多様なので…何を使ってみようか…迷いました。
白土 赤土 黒土 泉州土
このあたりが喜楽歩で主に使っている土です。 細目・荒目と、さらに細分化されますし 焼成方法も 酸化 還元 とあります。
とりあえず前々から興味のあった、粉引きをやってみよう。と 色々と悩んだ結果、私がチョイスしたのは…黒土です。
八田さんが以前作った物を見せてもらったところ、 頭の中でビビっときたものがあったので…というだけの理由です。なんかすんません。
前に編み出した…新しい鎬と黒土と白化粧。そして粉引き。 この4つの要素を用い、イカした物を作りたいと思います。
とりあえず黒土の感触を確かめるべく、色々な形状を模索してみました。
これは大きめの丼です。
鎬を入れると言いながら…土を挽くのが楽しくて
( 思い返せば…ここ最近ずっと半磁ばかりだったので…真面目に土物を挽いたのは、学生の頃以来かもしれません )
ついつい薄作りにしてしまいました。
いやあ。 土は楽しいですねえ。 いざ土を挽いてみると、半磁との違いがよくわかります。 肩肘を張らなくて良いと言いますか…懐が広いですね。
最初に碗を成形した時、 どれだけ粘るんだろう?と、水を一切使わずに いささか強引に挽いてみましたが、粘ること粘ること。 半磁なら絶対にタレるような力の入れ具合でも、形が立ちます。
結局、土殺しをしてから穴を開け 筒上げのところで1度だけ水をほんの少し使うだけで その後は、成形が終わるまで水を1滴も使わずに挽き終える事ができました。
外国の方は片手にスポンジを常に持っていて 内も外も水でベタベタにしながら挽く方が大半のようですが、 日本では何故か…水はあまり使わずに。と教えられます。
結局は…乾燥時に底が切れなければ…挽き易い方法で 自分に合った方法で良いと思うのですが 私は…水をつけるのがあまり好みません。 ドベはよく使いますが、うん…何なんでしょうねえ。
水はあまり使わない方が良い。と教えられたから。というだけかもしれません。 まあ…水をつけすぎるとタレ易くなる。というのはありますし 水をなるべく使わない方が良い。と言われると そうか。ならば限界まで使わないように挽いてやろう。という 一種の挑戦心のようなものがあるだけかもしれません。
そんなこんなで、土物の第一歩は…手応えのある感じでした。 毎週 木・金はアルバイトなので 仕事が終わってから土を挽きまくろうと思いマス