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四則演算


今日はあたたたたかっかたですね。 天見付近ですら… 17℃ 近くありました。

明日は 9℃ ほどだそうです。 天見付近は…ごくり。 こないだユニクロで購入した、便座カバーみたいなモコモコももひきを穿いていこうと思います。

どうもこんばんは。motomanです。

ものづくりの四則演算がある。 か…どうかは知りませんが、例えとして用いられる事があります。

以前作ったものに、何か足せないものか。と 今日は幾つかの抹茶碗を制作しました。 乾燥状態が肝要な作り方なので、今日のところは荒削りまで。です。

本日 1器目 。 手前の辺の中央部を後日 削り、薄くして飲み易くします。 つまりは、そこが正面になるので この壁を突き破って景色を作ります。 が、乾燥状態がアレなので後日。

おとなしめです。

刳 ( えぐ ) る。 " えぐる " は常用では" 抉る " と書くようですが 中身を刳り抜く ( くりぬく ) という漢字はこう書くようなので こちらの方が的確だと思うので、以後…刳ると表記します。はい。

この行為の特長を活かす為に、どうすれば良いかを考えた結果がこの形です。 口縁の厚さを残しておき、そこに刳った痕を走らせる事で 刳った感が増しました。

しかしこうなると…飲みにくくなってしまいます。 そこで編み出したのが、手前を向いている角の部分です。 未だ荒削り状態なので、細かな調整はこれからですが 良い感じになりそうです。

よって、この碗の場合 角が飲み口、つまりは正面になります。

3器目 。 これも角が正面に来ます。 使用者だけが味わえる…美的な何かを足せないか。という発想の下 飲んでいる時に、抹茶とじっくりと対峙できるよう 視覚を奪う事を思い付きました。

最後まで飲み切ろうとし、器をほぼ垂直に傾けたその時 真上から来る照明の光を遮る為、奥の壁を高くしました。

壁を足す事で光を引く。 その先に何があるのかは…焼き上がり、試してみてからのお楽しみ。

4器目 。

普段は小さなアルミ鉋を使って鎬を入れている私ですが ゴッソリと刳る鎬をやってみました。 同じ鎬と言えど、あたかも別物のよう…印象が変わりますね。

これら、刳って成形する物は 刳った痕がそのまま勢いとして残るよう、刳った後は躯体に触らない事にしています。 グルッと一周刳ると、触られるところが無くなってしまい 刳り方にコツが要ります。

そういう、何かちょっとした縛りがあると 燃えてしまうのは… M気があるんでしょうか。

5器目 。 背の低いものもやってみました。 夏用の抹茶碗。と言ったところでしょうか。

かなり柔らかい状態から刳り出す為、肉厚を薄くしていくに従い 自重で全体が落ちてきます。 土を縒った " 枕 " を作り、乾燥が進んで自立するようになるまで支えておきます。

今の課題は この枕が、表現したいところにとってマイナスになっていないのかどうか。です。

アウトラインを切り出し、なるべく触らないように作業を進めますが この枕の当て方によって、多少 形が変わってしまうわけですから それを私の美意識が許容できる範囲であるのかどうかは…未だわかりません。

適わない類のものであれば、成形方法を再考する必要がありますねえ。

本日の最終器。

3器目 と同様、視覚を奪う形にしました。 口縁の最も低い部分と、高い部分の落差はさして変わりませんが 全体的な高さを低く設定しました。

両手で扱う抹茶碗ならではの手触りと言いますか。 ひとつの世界を両手で包み込むような…ある種の欲。 換言すればそれは 所有欲の象徴とでも言えるでしょうか。

誰しもが持ち合わせているその欲を、丁寧な形で満たす方法があると私は思っています。 ものごとに裏表があるよう 排除すべき " 欲 " を、正しく行使する為の何かがあるはずだ。という想いがあり 私個人の感覚として、では 抹茶碗は必要最小限の高さがあれば良い。と 今はそう思っています。

先日 試作した抹茶碗。

口縁をある程度ランダムに厚みを残し、変化を求めましたが ちょっと思い切りに欠けた感があります。 それを解消するコツを得まして。 口縁 ・ 肩 ・ 腰の立ち上がり と おおまかに 3段階 に分けてアウトラインを設定する事にしたのです。

コレは口縁部に 2段階 に分かれている箇所が多少ありますが 肩が無い分、スッキリし過ぎている感が否めなかったのです。

大きさ ・ 存在感は良し。とします。 今日 成形した物たちも同じくらいの大きさです。

1 ・ 2 ・ 4器目 と見比べてもらえれば違いが分かり易いかと思います。 肩が無いです。はい。

高台から天に向って伸びるラインが伸び過ぎなんですね。 何かこう 武骨な感じが…サラーッと天に逃げてしまっている気がします。 肩を張らせ、あえて流れを留める事で 武骨さが増すはずです。 知りませんけど。たぶん。

正面はこのように、破りを入れて景色としました。 悪くはないんですが、もっとこう… ドカーンというか ドゴッっていう感じが出せれば良いなあ。なんて思ってマス。

土の塊を刳り…引き算 ?? 壁を足して視界を殺し…足し算 ? 引き算 ? 躯体全体の流れを活かす為に肩を張り…足し算 ?

結局プラスマイナスなんぼやねん。と思ってしまいます。

四則演算といえば、掛け算 ・ 割り算もありますが。 当然、こうなってくると… 掛けるのは釉薬で 完成した物を割って完了。

あかんがな

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陶芸や写真を通じ世界中の人々にヒュッゲな生活を提供すべく三重県伊賀市に工房を、東京に営業所を構え、2019年12月から本格的に活動を開始したユニットです。


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