
SAC Bros. Company
普限カマ
生存報告も兼ね、ブログを書く事にしましたが エキサイトブログの管理画面がリニューアルされていて それに伴い、投稿画面も変わってました。
慣れるまでは辛抱ですが… 書く気なくしました。
どうもこんばんは。motomanです。
基本、家で目覚めては制作したり 家事という名の大工仕事をしてみたり、相変わらず色々とあったわけですが 感心すると言うか何と言いますか 行動範囲が自分の家だけ。がほとんどなのに よくぞここまで色んな事が起こってくれるな。と思います。
まぁ それはさておき 今日は窯焚きのお話でも。
今回の最も大きなテーマは再現性で これで前回と同じような焼きになれば、成功です。
窯詰めからの最速での窯出しです。
それこそ いつ入れたのか、ハッキリと憶えていませんが 確か… 2年前 だと思います。 煙道に忍ばせた黒楽のぐい呑みです。
いわゆる黒楽釉と降灰の交じった様が好みだったんですが 再現が非常に困難で これは小さな窯 あるいは灯油窯でやるべき仕事なのかもしれん。と 半ば諦めた時、煙道が悪くないんじゃあないか。と思い立ち 詰めてみたものです。
焼成総日数が 約40日間 960時間 も焼き続けられた… 激レアなものになりました。
せっかくなんで 台として使ったコロをくっつけたまま展示してみようと思います。
私は最後の 2晩 を担当しました。
いつものよう、出来る限り効率良く燠を生産し それを出来る限り効率良くバラ撒きます。
私これまでに窯焚いてる時、頭 ・ 肩 ・ 腕 ・ 腰と ふいにカマキリが飛んできて着地する。 という事態に遭遇してきました。
初めての時は ああ。 カマつながりね。 とか思ってましたが、ここまで遭遇するとちょっと運命的なものを感じます。
幼少の頃、虫博士の異名を持つ友達と虫を捕まえに行くのが大好きで その中でも サイズの割にフォルムがしっかりとしているカマキリが好きで 捕まえては庭に放ち 捕まえては庭に放つ。という行為を バカのひとつ覚えの如く繰り返していました。
至る所にカマキリの卵が産み付けていられるのを見ては興奮し さらに援軍を送り続けました。
次の年 庭中に小さなカマキリが大量発生し 私は帝国を築いたが如く狂喜乱舞したのを思い出します。
しばらくして スカートめくりに勤しむようになり、虫を捕える事がなくなってしまいましたが カマキリを見る度にあの高揚感を身に感じます。
今まで窯焚きの時にカマキリに着地される事… 5回 。 たぶんあれは
あ、チス。 俺ぇ じいちゃんから帝国の話ぃ聞いてたんスよ。 一族がすげェ世話ンなった。って。 見て下さいよこのカマ。 いやぁ 俺もその時代に生まれたかったッスわ。
と言わんばかりに 人間で例えるとデラ富樫のように カマをベロベロ舐め デンプシーのように左右に揺れながら アピってくるのは カマキリ帝国を築いた者への敬意の表れだと思います。
煽られてるだけかもしれん。
窯出しが待ち遠しいですが やらなければならない家事があるので 伊賀へとトンボ返りです。
そろそろ薪ストーブを物色せねば