• SAC Bros. Company

変質者


電気窯での仕事を推していこう。という内容の先日の雑記でしたが こういうところに落ち着きました。

どうもこんばんは。motomanです。

さもありなん。

というわけで…

待ちに待った窯出しを明日に控え、今日は 一の間だけ片付けておこう。と 胴木の焚き口を崩し、一の間だけを全て窯出しする事となりました。

その結果、どういったわけか このようになりました。

温度計表示では 150℃ ほどですが 一人用サウナのように熱い一の間の窯出しをしました。

蓄熱ってすごいな。 カロリーってすげえな。とか思いますね。

全身の穴という穴から色々な汁が噴き出ました。 生まれ変わった気がします。

信楽の Sさん なんかは アチッアチッと言いながら ゴムのサンダルで 400℃ 近い窯にゴソゴソと入り込んで窯出しする。と聞いた事がありますが 私なぞには出来ない芸当でした。

今回は一の間を焚かなかったので、胴木からの熱量だけで焼いた事になります。 ちょうど一年前の十日間焼成の時、何気に入れておいた黒楽が非常に良かったので 再現可能かどうか。という点と 調合を変えたらどう変化するか。という点を見る為のテストでしたが 結果。

生焼けっした。 ありがとうございます。

一年前のも、窯出し直後は お。 全滅やんけ。 と即断しましたが、コツコツと手入れしてみると…見事に化け 非常に気に入ったものになったので これもそういった類のものか !? と 藁にもすがる気持ちで ( ?? ) 金ブラシでこすってみると

生焼けっした。 ありがとうございます。

これはこれで ? ありなのかも ? と 千切れそうな藁をさらに引っ張ってみましたが ありそうでなかったです。 いえ なかったです。

逆に どうやって焼いたん ? と聞いてくる 激マニアな人と…出会えるものなら出会ってみたい。と思わせる品々になりました。

そんなわけで これは何焼きですか ? と聞かれたなら 生焼きです。と答えざるを得ないものを前に ぐぬぬぬぬ と腕を組んで考えこんでいると 小山さんが カンテキ窯で焼き直したらどやねん。と 窯出しを控えた窯の前にしてまだ焚くんかい。ちゅー話ですが…

変質者ばかりなので あ、じゃあそうしましょう。ちゅーアレで 生焼きに喝と新たな焼きを入れてやる事にしました。

生焼けのくせに…時々思い出したように チンチンと貫入の入る音を発する度 いや、自分焼けてへんのに貫入とかおかしいやん。 という突っ込みも入れておきます。

早速 カンテキ窯の中を掃除し 炭をこうして

こう。

という流れになっちまったわけです。

カンテキ窯は、かれこれこういうもので どういったアレなのか。というのはそっと置いておいて カンテキ窯での初楽焼き祭りが始まる事になりました。

ふと気付くと ストーブの上で暖められている生焼きがありました。

明日でようやっと十日焼成の結果が出るぞ。と ワクワク感いっぱいなのに こっちではカンテキ窯の準備 こっちでは… ストーブ焼きに挑戦している変質者が居ました。

私の黒楽釉を湯水のように使い、何度も何度も焼きなおす事…小一時間。

この変質者好みの、ガビッとした黒楽が穫れました。 とても幸せそうでよかったです。

カンテキ窯担当の変質者は 黒楽釉で緑色の器を獲りたい。という わけのわからない目的地を探して突っ走っていました。

1つ目 を引出しです。

急冷に強い土ではない。と知っていながら 実体験こそが成長のなんたるかである。という信念の下 割れてくれるな。と願いつつ出してみると あかん音が何度も響き渡りました。

今度やる時は土を強化しようと思います。

カンテキ窯での楽の面白いところは 薪焼成と同様、品が焼けていく様をまじまじと見ながら焼けるところです。

このくらいの明るさなら 何℃ くらいかな もうちょっとで釉がテカり始めるかな お。ちょうど良いテカり具合 ? 出しちゃう ? もちょっと待つ ? と あらゆるサインが視覚情報として得られます。

黒楽釉なのに緑色、しかもマットな釉調を狙った結果。 このようになりました。

カンテキ窯での楽焼初体験を終えました。

磁土を使った生焼きも焼き直し。

急冷に耐えられない事は知ってましたが 我慢出来ずに出しちゃいました。

割れました。

以上、 2つ のデータを元に 本日のラスト一品。

どのくらいのテカり具合で釉調がどう。で 練らし時間がだいたいどのくらいで色味がどう。といったあたりが 若干 掴めた気が