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技術2

いやー こってり暑くなりました。 このままいくと12月には寒くなりますね。

どうもこんばんは。motomanです。

さて前回の続きですが…もう飽きましたか。だが書きますよ。

奈良など、古い木造建築が今なお残っている地域では、宮大工という生業があります。 現代で薄れつつある、技術の伝承が色濃く残る、職人の世界ですね。 今回はそのお話。

何百年前に建てられた神社の修繕作業で、梁を取り替える事になりました。 弟子の提案は、 取り外した梁を細かく計測し、一本ものの梁を作り、取り替える。 と、いうものでした。

その提案は師匠の んなもんアカン。 でバッサリと斬り捨てられ、師匠の指示通りに作業する事になりました。

師匠の指示というのは、 梁をいくつかに切り分け、それを細かく計測、組み合わせて取り替える。 と、いうものでした。

師匠の意図が読めず、不満の募った弟子は師匠に詰め寄ります。

何故、現代の技術でやれる事をやらないのか。 正確に計測すれば、小分けしなくとも一本もので修繕できるはずだ。 工期も短く済むし、コストもかからない。 何故だ。

師匠は答えました。

何百年も前から、職人の先人達はこうやってきた。 それには理由があるし、いくら現代の技術が進歩しようと、それはそれ。 宮大工の修繕というのは、昔から脈々と受け継がれてきたものを繋いでいく仕事。 何百年も繋がってきたものを、ここで変化させてはならない。 何十年の人生を生きてきただけの職人一人の考えで、それを絶つ事は許されない。

私も整備工として働いていますが、うちの工場は昔ながらの仕事をする工場で、ディーラーやガソリンスタンドがやるような一時間車検はやっておりません。 時代の波に乗っていない? 整備の仕事を始めた頃は、そう思う事が多少なりともありました。 前輪・後輪を全てバラし、部品を一つ一つ清掃するなんて、今時やっている工場はほとんどないと思います。

でもその小さな積み重ねが伝わり、客の信頼を得る事に繋がる事を私は、この仕事場で学びました。

私はいつかは整備工を辞める人間です。 陶芸のみで身を立てたいという想いがあるからです。 でも整備工の経験がなければ、どこぞの馬の骨とも知れない…硬くてスプーンですくえないアボガドのような人間だったと思います。

整備と陶芸と、仕事の内容は違えど心意気は同じです。 私もまた、こういった姿勢を伝える事ができたなら… いつかは整備を辞めるの事を知りつつ、雇い、そして育ててくれた工場の方々に恩返しができたと言えると思います。

技術というものは、あるいは技術を伝える過程で伝えるべき事なのは… そういう事だと思います

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ヒュッゲな生活を提供すべく三重県伊賀市に工房を、東京に営業所を構え活動しているユニットです。


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