陶芸や写真を通じ世界中の人々にヒュッゲな生活を提供すべく三重県伊賀市に工房を、東京に営業所を構え、2019年12月から本格的に活動を開始したユニットです。


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初窯


あ、どうも。 明けましたね。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。

どうもこんにちは。motomanです。

年末から年始にかけての事でもひとつ。

初窯に向け、ろくろを挽いていました。 初窯とは言え、自分の電気窯ではなく 毎年恒例の…正月は三が日から焼成開始の 普限窯での初窯です。

使った土は 3種類 で、これは和歌山で備前をやられている 平岡 仁さんから分けて頂いた備前の土です。

備前の土は一般的に " 弱い " と言われています。 その為、焚き方も独特で 低温でじっくりと、長時間かけて引っ張りながら焼くそうです。

では それを伊賀焼の焚き方で焼いたらどうなるのだろう。と、単純な疑問を抱き 窯主である小山さんの了解も得られたので、作ってみた次第です。

テロンテロンにヘタるのか ブクが出てえらい事になるのか… 果たして。

そらあんた無茶やで!と、仁さんに怒られてしまいそうな気がしなくもないです…

続きまして。 九谷で作陶している半田くんが小山さんに分けた…九谷の磁土を お前は貧乏でお金が無いから。という理由で…小山さんから私に渡ったという 流れのややこしい、曰くつきの磁土で… こんな物を作りました。

私の記憶なので信憑性は無いですが、磁土 100% を挽いたのは初めてです。 2~3年前 に使っていたのは瀬戸の半磁土で 磁土 100% は兎角…難しいと聞くので、半磁で練習してからにしよう。と思った末のチョイスでした。

ドキドキしながら触った磁土でしたが、これがまた 滑らかも滑らか。 挽いていてこんなに楽しいものが存在したのか。と感動を覚えるほどで 普段使っている黒土もメッシュ 200目 を通しているので、かなりキメ細かい方ではありますが やはり土物と磁土は別物でした。

聞いたところ 磁土は磁土でも、九谷の土は特に挽き易いそうです。

と、あとはいつもの黒土です。 磁土を挽いた後に挽くと、妙な感じがしたものです。

今回は思うところがあり、いつものような薄造りではなく かなり厚みを残して成形しました。 特に口造り。

また、サイズもまちまちで 焼き上がりをみて…はて、どれが良いのかな。という感じですね。

削ったものをエントリィしました。 今回の目的は主に土のテストで、しかも素焼きをせずに 生の状態からの焼きを見たかったので、普限窯へと運び 窯詰めまでの数日間、乾燥させて頂く事となりました。

これが確か…クリスマスあたりの頃だったと思います。

黒土に備前の土を塗ったもの 備前に黒土を塗ったものもテストとしてエントリィしました。

窯詰め位置は、一の間の棚は最上部の奥 胴義の棚上部の奥。と 両方に入れて頂きました。

なるべく灰のかからないところ。というのが共通点です。

そして来る 1月2日 。 窯焚き開始です。

私の当番は 4日 と 6日 の夜から朝にかけて。でした。

実は 6月 に個展の予定があり、それに向けて 薪焼成のテストをしたいな。と思っていたところで しかも 年始の普限窯での窯焚きは、 10日間 焼成なので これに耐えうる土ならば、一般的な 3~5日間 焼成なら耐えられる。というのが私のアレで つまりは 土のテストとしてはもってこいだったので、俄然 焼き上がりが楽しみなわけです。

4日 の当番では、燠を溜めては火床の品に降りかける。 6日 の当番では、灰の厚みを持たせる為 胴義の温度を 1200℃ ± 20℃ ほどでキープする事を求められました。

ダンパーを調節し、良いペースが保てるようになると あとはひたすら薪をくべ続けます。

ジミー・T氏 が窯焚きの時に毎回用意して下さる、非常に音質の良いスピーカーから流れる JAZZ を聴きながら… あれやこれやと考えを巡らせます。

炎を見ながらの…大人な時間ですね。

6月 までに参加できる薪窯焼成は…おそらくあと 4回 。 そのうちのひとつはちょっと特殊なアレなのでアレですが 残り 3回 で自分はどういった品を焼きたいのか 使う土はどういったもので、どういった焼きを目指すのか。

考えるべき事は多岐に渡り 期待感と不安感の間で揺れ動きます。

また 釉ものもしっかりとやっていきたいので、そちらも頭から外すわけにはいきません。 新しい調合と、新たにやりたい白化粧に貫入釉… 頭ン中はフル回転です。

窯焚きの時、窯の横にある竹林から採った竹の筒でお酒を頂きます。 炎にかざすと底から透過した光がおもしろいモンです。

窯場の電気を落とし、炎を見ては…ただただ思考。 器とは何であるか 自分にとって必要なものは何なのか。

6日 の当番でご一緒した、西念陶器研究所の二代目 侑甫さんと話し込んでいると 興味深い議論となりました。 また後日 改めて書きしたためようと思います。

オチルさん作、オチル大明神と名付けられた…普限窯の守り神。 どっしりと腰を据え、焼きの行く末を見守っているように思えます。

そんなこんなで始まった 2013年 。 相変わらず体長が芳しくなく、窯詰めの前 カをつけるために。と腹いっぱい食ったうどんを 10分後 に口から放出するような私ですが どんな一年になるんでしょうかね

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