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懐旧


食べ物何が好き?と訊かれると パスタと生春巻き。と答えます。

生春巻きが好きと言う人も珍しい。と言われますが 毎日でもオッケィです。

と言いながら、イタリアへ遊びに行った時 毎日パスタばかりが食べられる!と興奮していましたが 3日目 の夜には和食屋で米を食いました。

VIVA JAPAN

どうもこんばんは。motomanです。

今日は朝から普限窯へ行き、来月頭からの窯焚きに備えて品を搬入して来ました。 半登り。とでも言うのでしょうか、普限窯は 胴木 + 一の間 という構造で 今回の焼成では一の間の温度も横挿しとくわえでキッチリ昇温させます。

が 一の間に入れる予定の品がとても少なく、最悪 レンガを詰めて焼こうかな。という話だったので そいつァもったいねェ。と この 2日 で急いで作ったものを入れて頂く事にしました。

未だ企画段階でアレですが、来年 4月 に向けての準備というところでしょうか。

そんなこんなで。 先日 紹介したこれらの品を運びました。 生ものを運ぶって神経使いますね。

かのルーシー ・ リーもかつては 品を作っては窯まで運んだ。という話ですし まァ 素焼きしろよ。って話なんですけれどね。

若干 水分が残っていますが、窯焚きまでには乾き切る事でしょう。 テストも兼ね、今回 使用した土は 4種類 です。

引き出し用の花入も成形しました。 黒泥の花入は今までに 3本 引き出し、傾向が掴めたので 今回は半磁のものに立ち返りました。

彫りが煩くなり過ぎぬように留意し ビードロがどう流れるかをある程度…想像しながら削り進めました。

半磁ものを引き出したのは過去に 1度 あり 生地がガスを吸った感じと 熾に埋もれて強還元が掛かった箇所の雰囲気と コゲた黒味がとても格好良いと感じたので 今回の焼成で最も楽しみな一品と言えます。

予定では 7日間 焼成で、うち半日は一の間です。 引き出し予定は…焼成開始から 100時間 あたりになりそうです。

薪も雑木の割合を増やし、どう変化するか。という実験要素がいつもよりも色濃い窯焚きになりそうです。

マホニーさんの友達のローレンスさんも品を手にいらっしゃいました。 今回が初参戦で、薪焼成を体験してみたい。という話です。 取り敢えず今日のところは挨拶まで。という事で 焚きの時に色々と話が出来れば良いな。と思ってます。

その後、時間が間に合いそうだったので堺へ向かい 千利休屋敷跡へ行く事にしました。

堺の文化財公開は一昨年から 2度 行きましたが、屋敷跡は初めて訪れました。 写真では観た事があったのですが、イメージとは裏腹に 意外にこじんまりしたところにぽつん。と在るとの事 確かにその通りでした。

ビルとビルの間にポカンと開けた場所に井戸があるだけなのですが 元は 1000坪 近くある土地の、この場所だけが遺っているようです。

パンストなどで有名な福助が所有していたそうですが 今は裏千家が所有しています。

利休が切腹させられるきっかけとなった、あの大徳寺の廃材を用いて屋形を組み 利休が生まれた時に産湯として使った水を湛えていた…椿の井を守っているのだから 因縁ですね。

今は消えてしまって読めませんが、扁額には " 懐旧 " と書かれていたそうな。 この場所で利休を偲んで開かれた茶会で、大徳寺の大綱和尚が茶室をそう名付けたそうです。

薪を使って品を焼成する。という 古来から人がそうしてきた行為を模倣し、現代でも薪焼成にこだわる方々が居ます。 薪焼成でしか得られないものがある。という事実もありますが 昔の人の美意識や文化に魅入られ、それを現代に再現しようと制作する方々も居ます。

私はどちらかと言えば… 薪焼成の利点を活かし、現代に産まれ育った私なりの美意識なり審美感が どれだけの人々と享受できるのかが知りたく この道にすがりついている。と言えそうです。

必要性があるのか無いのかは人それぞれの考えによりますが 昔の事を知り、品を観るという事は " 今 " を形作るにあたり 私は必要である。と感じています。 有益である。と言った方が精確かもしれません。 きっと こういった心情を人は浪漫と呼ぶのでしょう。

利休の孫にあたる宗旦が 一族の血を 昔の人が繋いできた流れを絶やさない為 表 ・ 裏 ・ 武者小路と三千家に分けたのは そういった " 繋がり " の重要性を強く認識していたからなのかもしれません。

私はこれからどういったものを作っていくのでしょう。 その中でどういった人々と出会い 何が享受し得るのでしょう。

今はまだまだ 自分の中に " 伝えるべきもの " なぞ見い出せませんが 何かと繋がっていたい。と思う気持ちは 以前より強くなってきた気はします。 歳を食ったせいかもしれませんね。

取り敢えず 明日から始まる窯詰めをお手伝いさせて頂き 私が得たものを後々人に伝えられるような… " 技術 " という名の " 繋ぐべきもの " の片鱗を少しでも自分に取り入れられるよう。

イッテキマス

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2019

SAC Bros. by Motoman & Enken

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