
SAC Bros. Company
扱い
そろそろスタッドレスを履きに行かなくてはならないな。
どうもこんばんは。motomanです。
先の、与謝野晶子生誕芸術祭の時に
商店街をフラフラ歩いていると、店先に設けられていた小さなバザー会場で
こんな物を見つけた。
象嵌を用いた漆塗りの木箱。 薄く剥いだ、貝殻を貼り付けたもので…確か…螺鈿 ( らでん ) と呼ばれる物だったと思う。
こいつは…誰かに愛用されただろうか。 随分酷く痛んではいるが、捨てられずにこんなところに未だ在るという事は 少なくとも…灰に還らずに済んだ。と つまりはそういう事。
ふと足を止め、手に取ってみると 10 と書かれた札が貼られていた。 ん… $…じゃねえよなァ
つい5分前まで 500円 だったそうだが そろそろ店仕舞いという事もあり、10円 になったらしい。
今まで誰の物だったかは知らないが これからは俺が愛用する事となった。
俺にとって大事な鉋を入れようと思う。
そして水挽き。
天見の水は芯から冷たいが、指先の感覚は確かで
土が細く、薄くうねる様が身体に伝わってくる。
他の人のところに行けば、もっと違う形になったろうに 俺のところに来た土は 俺好みの形に変わる。
幸か不幸か。 扱う側の問題である。
今日はこんな気分