• SAC Bros. Company

新釉


お前の光は 何処にある

シェイクスピアの言葉です。

どうもおはようございます。motomanです。

窯出しをする日は、フタを開いた後の自分が 落胆するのか狂喜するのか…わかりません。

もっと…深い黒を纏った躯体を もっと…金閣寺に貼られた箔のような金を 私の作るものに加えられないか。と 調合を変えた釉を試してきました。

今回の窯は、その最終段階に入ったもので テストピースではなく、器に塗布して焼いたものだったので どちらに転ぶのか、フタを開くまで…わからない類の質を孕んでいました。

フタを開け、焼酎グラスをひとつ取り出し その質感、肌合いを確かめ 蛍光灯の下、釉調をまじまじと見つめてみました。

そのどれもが 今までになかった深い黒を纏い 赤味の強かった金が、黄色味を増し…まさに黄金色を呈していました。

表面を濡らす事で煌めく、ラメっぽさも十二分に効果を増しました。

今回 焼成した物のどれもが 同じような縮れを見せていた事から 安定度がかなり増した。と言えそうです。

酒を注いだ時にどう見えるか。と 水を注いでみたところ… まさにこれが 私の欲していた景色なんだろう。と思えるほどの 煌めきを見せてくれました。

コンプレッサで吹き付けた外側は、銀味が増し これまた理想へ一歩…近付いたように思います。

次の窯で この銀味が安定して獲れるようであれば…この類の釉薬は、私の中で かなり深いところまで潜れた。と言い切る事が出来るのかもしれません。

器形の違いにより、見込み部に溜まる釉薬の厚みに変化が出るので 当然、縮れにも釉調にも変化が表れるはずだ。と 飯碗も作ってみまし