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条件


昼夜逆転中です。

どうもおはようございます。motomanです。

喜楽窯の窯焚きが始まりました。

📷 ロストルのベストな位置。というものについて色々と考えてみましたが 十分条件の不足している今の私には…有益な事だと思えなくなったので 真面目に薪をくべ続けました。

前回の窯焚きが 3月 だったので、さして時間が経っていないわけですが 薪をくべるのが久々な気がしました。

📷 さて。

先日 こういった土で作った茶碗を削りました。 少し面白い事に気付いたのでひとつ。

一般的な粘土には、水分が 約20% ほど含まれています。 成形し易いよう、その水分量を調整するわけですが それは土の為ではなく、作り手の為であって 人の作った品が独立した存在とするならば 注視すべき点がズレている事となります。

その点を、作り手としての観点で考えると 悩ましい矛盾を生む事となります。

📷 例えば 50年 寝かした土じゃないとこういうものは作れないんですわ。という作家が居たとして また それが事実だったとして。 非現実的なカテゴリに入ってしまいます。

それが他に類を見ない、人の心を動かすような品である。と仮定するならば 独立した品の観点からすると、両手を挙げて歓迎すべき事である。と言えますが 作り手からの観点からすると…別の道を模索する方が建設的である。となります。

とまあ そういう事を考えていたわけですが 何故 そんな事にぼんやりと気付いたのかと言うと この土、硬くしたものをカ任せに ( そう。まさに全身のカをかけないと土殺しも出来ないほどのカで ) 無理から挽いたもので そうした理由は割愛するとして。ですよ。 土に含まれている鉱石の類の動き方が、いつもと違っている事に気付いたわけです。

📷 考えてみれば、そらそう。です。

ろくろの上の土を両手で挟み込み、土を動かすわけですが その土が柔らかければ柔らかいほど、粒子も気持ち良く土の中を移動します。 水が低いところへ流れるよう 風に吹かれた稲穂が、そのようになびくよう 自然なものは自然と楽な方へと動きます。

土が硬ければ硬いほど、粘土の部分は楽な方へと流れようとしますが 鉱石の類は粘土が硬過ぎる為、動く事が出来ない ( 現時点が最も楽な場所であるという事。実に自然である ) ので 土の表面に近い部分と芯に近い部分の粘土部と鉱石部の動きの差が大きくなる。という理屈です。

土が柔らかければ、口元に多少の鉱物が浮き出てきていても なめし皮をあてて抑えこむ事が出来ますが、硬い土の場合であると それすらも適いませんでした。

📷 削りの時も同様、作り手からして作業のし易い 適切な硬さの状態で高台を削るのと 作業がし難い、非常に硬い状態でカンナをあてるのと。

作り手としては前者を歓迎しますが 独立した品としては、後者を歓迎すべき事となります。

非常に硬い状態で無理矢理削ろうとすると 石が走りまくり、それはそれで 普段の作り方では得られない肌を得られる結果となります。 が 遊びの範疇の個人的なアレなので そっと置いておきましょう。

📷 というわけで そういう作り方をした 2つ の茶碗を削り終えました。

十字高台の方は もっと無粋な感じにしようと思っていたのですが、削る段になっての ひらめき的な思い付きはナンセンスです。 また ちょっとしたアレがあり、若干のスタイリッシュ感を優先したかったので こういったアウトラインにしました。

焼き上がって手元に戻ってくるのは…おそらく 6月 の中旬頃になると思いますが とても楽しみな一品です。

📷 輪高台と十字高台。 これらの品の良いところは イエス ・ ノー枕 代わりに使える。という点です。

晩御飯の時に茶碗を見て お。 今晩はそういう感じですか。 デザートは亜鉛ですかな ? と 大人のわくわく感が演出できる事間違いなしです。

📷 いやあ 粗い土っておもろいなあ。と思った 5分後 。 最近 取り組み始めた磁土を削っていました。

え え

何この滑らか感。 キメの細かい磁土の削り…おもろ過ぎるやろ。と思うと同時に もっと貴方と早く会いたかった。と小さく 2度 私の耳元で繰り返した 涙で頬を濡らして去っていった、とある女性の事を思い出しました。

何故 私と磁土の出会いはこんなに遅かったのでしょう。 もっと早く会いたかったです。

📷 最後は真面目な話。

ちょっと思い当たるアレがあり 高台をこのような形にし、手持ち感を確認してみたところ さほど違和感はありませんでした。

何を言っているのかわからないと思いますが、私にとってはそれこそ 両手を挙げて歓迎すべき結果で " 高台の形 " という 私が頭を打っている問題に対し、新たな道が開くかもしれない 小さな可能性を見出したかもしれないような気がしないでもない そんな感じがしました。

さて 昼夜逆転中の私は今から寝るとします。

オヤスミナサイ Zzz...

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SAC Bros. by Motoman & Enken

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