• SAC Bros. Company

極渋


尻に点いた火が背中を伝い、うなじのあたりでチリチリと毛髪を燃やそうかとしております。

どうもこんばんは。motomanです。

今日は朝から喜楽歩へ行き、穴窯で焼成をお願いする品を置いてきました。 今週後半から窯焚きです。

その後、鳥さんと一緒に 北野田で開催中の 井倉幸太郎 陶展 ~白磁、青白磁、影青~ を観に行きました。

ご本人の在廊日ではなかったので、写真は控えておきました。 ギャラリー百音さんのリンクを貼る事で解決。 という事でここはひとつ。

DM の写真に使われていた花器が、私の好みパッチシで かっちょ良かったです。 最近 私も高台の幅と高さ、腰から口縁にかけてのアウトラインをあれやこれやとする事で 浮遊感のある形を模索してみたりした事がありましたが それに通ずるヒントを頂いたような気がしました。

あと マニアックな視点でアレですが サインの " 幸 " の一文字の彫り方が なんかこう…グッとくるものがありました。

しかし 青磁 ・ 白磁は良いですねえ。 やってみたい。と思っていながら黒土との出会いがあり そっちにいっちゃったままで…未だ手をつけれていません。

落ち着いたら取り組んでみようと思いマス。

その後、新町は wad へ向かい 平岡 仁 展 ~Masashi Hiraoka Exhibition~ を観に行きました。

私の目を最初に奪ったのはこの品で、 FB にも書きましたが 大人の男。という印象を受けましたね。

肩に力が入っていないと言いますか すっくと立っているのですが、どこか余裕を感じさせると言いますか。 大人の為の THE 湯呑み である。 と、品に自己紹介された感がありました。

次に私の好みドストライクだったのがこの品です。 板皿ですね。

私が勝手に受けている印象なので恐縮ですが、仁さんの作品は フォルムは柔らかいのに、芯がある。という意味で…バシッと締まっている。 という一貫性があるように思います。

人となりが存分に表れているんでしょうかねえ。 雰囲気は柔らかいけれど、考えがはっきりとしていて 意外に頑固そうな ?? 作り手のこだわりたい部分と カを抜いて楽しんでいる部分とのバランスが 品にそのまま出ている気がします。

濡らすと色味が深くなって良いんですよ。と その場で実際に見せて下さいました。

右側の濡れた部分に、さらに多くの色と表情が見て取れます。 右手前の黒い部分なんて…もはや宇宙ですよ。 宇宙。

私に財力というパワーが備わっていれば…即買いだったのですが 貧乏神に取り憑かれている私が、どうしようかと迷っている間に 現地で待ち合わせした、私の作業場 唯一の生徒さんである Rさん に買われてしまいました…

F○ck

いえ、すごくお手頃なお値段なんですけれど 私の財力が貧弱過ぎてアレだった。という話です。

F○ck

こんなでけー皿が…薪窯でこれだけ歪まぬまま焼き上げられるものなのか。と思えるほど 歪みの無い、それはそれは大きな板皿もありました。

隅に見られるコゲの痕が良いですね。

ろくろはもちろん、タタラもされるし手びねりもされます。

私も最近、手びねりをしてみたのですが 手びねりならではの良さ。というものがどうも掴めません。 近々販売してみるので、受け入れられる品なのかどうかは まあ その時にわかるかもしれませんが まだまだわかってねえなあ。と感じます。

以前 陶ISM に参加した時に、まじまじと手にとって仁さんの品を見せてもらったのが初で その時に私の目を惹いたのが、肌が微妙にメタリック調に光るものでした。 躯体よりも鉄分の強い共土を塗布して焼成したものだそうで それはそれはかっちょ良い品でした。

今回もそれに近しい品がありました。 還元度合いによってこれだけ違いがあります。と 幾つか並べて見せて頂いたのですが、不思議なモンですねえ。 微妙な焼きの違いでこれだけ変化が生まれるものなのか。と感心しました。

荒く爆ぜた部分をゴリゴリと研磨し、この肌合いが出るようです。 写真では伝えきれませんが、ビビッとシビれた一品でした。

wad に来る度に恒例になってきた気がしますが せっかくなので…記念撮影しました。

仁さんが主役なので真ん中にどうぞ…と言いつつ 脇役が 2人 して一歩前に出てしまった。という なんとも残念な 1枚 でした。

wad へ来たからには、お茶せずにはおれません。 オーナー小林さん自らが茶を点てて下さいます。

前に頂いた抹茶ラテが美味しかったので、次来た時は別な物をたのもうと思ってはおったのですが 結局…ラテってしまいました。

次こそは。

鳥さんが注文したのは氷です。

まさかまさかですよ。 こんなにも荒々しい…器で出てくるとは思ってもいませんでした。 しかもこれが景色としてしっくりきているものだから。 扱う人のセンスってすごいもんだなあ。なんて感心しました。

作り手としても、こういう使い方をされると嬉しいですよね。

その後 夕方に帰宅し、すぐさま作業場へ行き ひたすらろくろ挽いてました。

磁器ものと薪焼成ものと 一般的には対極視されるものを観て、手に取り それぞれに違った印象を持つも 自分も自分なりの美というものをストイックに追わないとな。と 良い刺激を受けた一日でした。

観たものがあまりに渋かったので 勝手に若干の敗北感を抱くあたりが 私のネガティブ

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陶芸や写真を通じ世界中の人々にヒュッゲな生活を提供すべく三重県伊賀市に工房を、東京に営業所を構え、2019年12月から本格的に活動を開始したユニットです。


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