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盤上


私、水虫かもしれません。

どうもこんばんは。motomanです。

小学校の頃、どういったわけか 将棋に面白さを感じ…ちょっとかじった事があります。

9 x 9 マスの盤上で駒を動かし、勝敗を競う それだけの至ってシンプルな遊戯ですが たいてい世の中の事がそうであるよう 単純であるかのように見えて奥が深いですね。

📷 今日も昨日に引き続き 普限窯の窯詰めに行って来ました。

今日から胴木の棚組みで 棚板のサイズに切ってあるベニヤの上で、どのように詰めるのかをシミュレートします。

📷 私はおよそ 再現性の高さを求めてきた故、電気窯で酸化焼成ばかりをしてきた人間で 還元焼成にはまるで疎いのですけれど 薪焼成に興味を持って以来…還元の面白さ 加えて言うならば 方向性の感じられる質の還元焼成に興味津々です。

焚き口から煙道までの数メートル。 炎がどのように流れるのかを想像し、出来る限り炎をゆったりと回せるかを考慮し 窯詰め作業は進められます。

📷 持ち寄られた色々な品は使っている土も様々で 耐火度ももちろん違っていますし その形も様々で、いわゆる ( 炎が ) 抜け易い形とそうでない形に大別されます。

炎をぶつけたい場所には抜け難いものを堅く詰め 炎を走らせたい場所には抜け易いもので緩く詰め 炉内全体の炎の回り方が決まるので 長考を要する…非常に重要な工程だと言えるでしょう。

高さひとつ取ってもそうで 同じ棚板の中でも、後ろほど高さのある品を配置すると ひな壇状になり、どの品にも灰が掛かるようになります。

先ず 全体の炎の流れを考え、正面から見た時に どこを抜いてどこを堅く詰めるのかを決定し それに適している品を選定、つくの高さが決まります。 それから同じ棚板内でベストな配置はどういったものかを、このベニヤの盤上でシミュレートし 品にひとつひとつ目土を立て、いよいよ実際に窯に詰める運びになります。

先に記したよう、私は酸化焼成で電気窯で焼く事がほとんどなので 留意する点は…ほとんど無い。と言ってもよいほどで いかに多くの品を詰められるか。といった程度でしょうか。

📷 カロリィで焼成するメリットもあり 炎をぶつける ( あるいは抜いて ) 事でしか得られない事もあり。

薪焼成は炎との闘いだ。なんて記述を目にする事がありますが 私はそうは思いません。

自分の目指しているものを焼成する為の窯を築き 欲しい景色を頭に描きながら窯詰めをし、炎を回し ようやっと追い求めているものが手に出来るわけですから 窯も炎もツールであり その窯の持つ特性をどれだけ深く知り 窯詰めの技術でどれだけ炎をコントロール出来るか。

知識と技術というものは そういう事なのだと思います。

だいたいは人の手でやれるけれど 最後は炎が描く絵みたいなもので、いわば 炎任せじゃあないか。と仰られる方がいらっしゃいましたが きっとそうじゃあない。 再現性の緻密さという意味で捉えた上での発言なら理解出来ますが 知識と技術が上がれば…ある一定の水準以上での再現性は得られます。 " 傾向 " と言った方がしっくりくるかもしれませんね。

おそらくそれが 今でも薪焼成に取り組む方々が多くいらっしゃる理由であるし 裏を返せば それほどまでに面白い事なんだと思います。

土で作ったものを炎で焼き締める。 ただそれだけの事ですが、奥が深い。 ヒトを魅了し続ける理由は…それなのでしょう。

思ったようにシミュレートして仮置きしてみましたが 毎回毎回…きっちりと手直しが入りました ^^; 薪焼成の全行程に於いて ああ 一人前に成れたなァ。と言える時って 何時なんでしょうかね?

道のりは長く、暗く それでもしがみついていると…光が差してきて 色々な細かいところが少しずつ見えてはきましたが 全体がハッキリと見えるほど 目の前が開ける瞬間が 死ぬまでに訪れる事を祈ります…

ま 取り敢えず楽しいので その道程をも楽しんでやれれば良いな。と思ってマス。

明日はいよいよ火床を詰める事になるでしょう。 引き出し予定は 20数本 。 全部入り切るでしょうか…ッ

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