• SAC Bros. Company

祈り


気の充実というものは その人の心の持ちようであるから " 我 " という殻の内の問題である。と思っていたが どうもその限りでもないらしい。

今日、ギャラリーに在廊していると 日本料理の厨房着を纏った方がいらっしゃった。

長靴ではなくスニーカーを履いてらしたし、ほのかに魚の香りがしたので おお。この方は料理人に違いない。 プロの目に…私の器はどう映るだろうか…と 密かな期待感を抱いた。

随分と真剣に私の器を眺めてらしたので…少し緊張しながら感想を伺うと… どうやら気に入っていただけたようで。

私が表現したい。と思っている事を 詳細にあそこまで…共感して汲み取って下さる方に直接、 率直な意見を伺えたのは初めての事である。

おそらく…美的感覚 審美感が極めて近い人だったのであろう。

朽ちゆく木像の…かせた印象。 武骨に、ただそこに在り続ける不動の物体。 不器用ながらも…凛とする姿形。

そんな…私自身が言葉に還元しきれない感覚が ほぼ過不足なく、人に伝わるという事は 私の世界が享受し得るものである。という事の証明であり その喜びは、私の背中を…そっと押す… 原動力そのものになる。

形の持つ緊張感 釉調とその煌き 総じて…バランス感覚が鋭い。と 恥ずかしくなるくらい…もったいないくらい…高い評価をして下さった。

その方と別れてしばらくした後 紙袋を片手に戻っていらっしゃり これをもらってもらいたい。と 炭化焼成した酒器を贈って下さった。

陶磁器を作っている者が、料理人から陶器をいただくというのは 不思議な画に見えなくもないが…… お言葉に甘え、頂戴する事にした。

君の作る物には情熱と祈りがある。と 固い握手を交わし、別れた。

祈り… 漠然と感じていた事。 赦しを乞う祈りとは、また違った質の祈り。 📷帰宅してメールをチェックすると、その方が 1枚 の写真を送って下さった。

春を 目覚めを待つ… もう少しで…日の目を見る時が来るぞ。という そういった激励の意味として 捉えようと思う

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SAC Bros. by Motoman & Enken

Japanese Traditional Craftsman Team

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