
SAC Bros. Company
壁
思えば無趣味な人間である。 決まった時間に何処かへ行き、何かに打ち込むというのは 幼少の頃から始めた剣道だけで 中学 ・ 高校は部活だけであったし、中学の頃あたりまで習っていた習字も とうの昔に…何時の間にか辞めていた。
そもそも そのどちらとも、私がやりたいと言って始めた事ではなかったので 趣味とは言えないし、傍から見ればただの " 習い事 " である。
どうもこんばんは。motomanです。
剣道は、南大阪の何とかという大会で… 1度 だけ銅メダルをもらった事があるだけで 一般的に見れば、腕は下の中あたりか。 どうも 1 vs 1 で相手と勝敗を奪い合うという部分が好きになれなかった。 勝負事をする人にとっては、致命的に欠けていた部分である。 確か… 二段を取得したが、特に意味は無い。
ただ、体中に汗をかいた後に面を外した時の爽快感や 稽古の始めと終わりの黙祷は好きだった。
また、剣道を通じて学んだ 精神的な考え方は、今でもしっかりと胸に生きている。
習字も 今でも字はとても汚いし、当時から 自分の字の癖というか…雰囲気やラインがとてもではないが美しいとは思えなくて 特に 自分の名である " 元将 " という字を書くのがとても苦手で 確か… 硬筆は 準二段 毛筆は 三段 を取得しているが 私の字は…他人に見せられるようなものではない。
ペン字なる習い事があるようだが、あれをやれば本当に字が奇麗に書けるようになるんだろうか ?
そんな私の趣味と言えば 読書と映画鑑賞くらいなもので、そのジャンルも大きく偏っているように思う。
これも興味がある事で、趣味と呼べるかはわからないが
お寺巡りや鍾乳洞巡りなんかも好きだ。
北野田にある、とある扉を…連れと叩いた。
細分すると、リードやフリー、ボルタリングなど
色々なスタイルがあるのだが
独りでも可能で、高所を目指すよりも
登る技術に重点を置く、ボルタリングが出来るようになりたいな。と
とりあえずジムへ行ってみたわけである。
その時に感じた事は、トレーニングが必要だ。という事。 想像では 握力が重要なんだろうな。と思っていたが、ジムの人に話を聞いてみると 握力よりも指先の力。それに背筋など…上半身はまんべんなく使う。との事。
5人 とも、きちんとしたクライミング ・ ジムへ行ったのは初めての事で 開始 20分 で腕がパンパンになり、握りこぶしを作る事すらできなくなった。
クライミングをやると指が太くなる。と聞いていたが、どうやら実際その通りのようで それは水挽きに影響するんじゃあないか ? と、敬遠していたのだが まあ…やりたい事をやらずして何が人生か。という想いもあり また 後遺症のある左手に、良いリハビリ効果があるんじゃあないか。という想いもあり 始めてみたわけだが…
これがどうもいけない。
頻繁に通えば…金銭的にキツい。というのもあるのだが… その後は忙しくて一向に行けず、 作陶やアルバイト、勉強がてらに展覧会を見に行ったりしている間に 随分と時間が経ってしまった。
そして ここ 1週間 ほど…左手が痛んで仕方が無い。 結構 克服できてきたんじゃあないか。なんて思っていたわけだが ここへきて…日常生活に支障をきたすほどに痛むのは…
きっと壁なんだろう。 と思う。
土が練れない陶芸家なんて…なかなか笑えないな。と思っていたが これはもう笑ってしまえば良いんじゃあないか。とも思う。 笑うしかないじゃあないか。という向背的な意味ではなく、 乗り越えるべき事なんだろうな。と感じる。
うん。まあ 何とかなるだろう。
ケセラセラ
さて、しかし クライミングやりてええええ と思うので ( かなりヘヴィなリハビリと言えそうだが ) グリッパとダンベルでも購入し 左手を苛めてやろうと思う。
角界で言うところの かわいがり。 である。
そんな今日はこんな気分。
BON JOVI の歌の中では珍しく 歌詞が後ろ向きな 1曲 。
以下、歌詞より抜粋。
ジミーは両足を骨折した 空を飛ぼうとして 2階の窓から飛び下り、目を閉じた クレイジーだと母親は言うが、彼は言った 「どうしてもやらなきゃダメだったんだ」 自分のヒーローはみんな死んだ しぼんで忘れられていくくらいなら 死んだ方がマシさ
最近、夢が遠のいてくような気がする 夢に続く梯子は見当たらない 毎日があっと言う間に過ぎていく この無節操な時代には、愛は続かない 無垢な心さえ、夜行列車に乗ってどこかへ行ってしまった 結局頼れるのは自分だけなんだ