
SAC Bros. Company
FML
連日連夜… 左手が石になったり鉄になったり もげてしまったりする夢を見る。
朝 目覚め、鼓動を少し高鳴らせ 開いたり握ったりしてみる。
まだ 大事な道具として使えそうではある。
冬が終わり、幾分動くようにはなったものの じきに梅雨がくる。
まったく… また辛い時期が来ちまうぜ畜生。
どうもこんばんは。motomanです。
" 陶芸家 " というのは資格の上に成り立つものではないから 私は陶芸家です。と言えば、誰でも陶芸家になれますよ。 なんて…よく聞く笑い話である。
真面目な話、私は一体何者なのか。と自問する度 ちょっと涙腺が緩んでしまう。 歳を食ったせいかもしれない。 あるいは 左手が動かなくなる朝が来るかもしれない。という恐怖で 少し混乱しているのかもしれない。
そして そのどちらだったとて、問題は解決しない。という事実に ちょっと背を向けてしまっている弱さに 情けなさを感じ、心が萎えてしまっているのだろう。と思う。
が 何だかんだと言ってみても何がどうなるわけでもないので
" ろくろを挽く " なんて言いますが、この挽くって感覚。 陶芸じゃないと味わえないんですよねえ。 楽しいんですよねえ。
↑ のおっきな鉢みたいな花器はこんな感じで仕上げました。
ああ。 挽くのも楽しいけれど、削る方がやはり…性に合っている気がします。
他の素材では味わえないんですよねえ。たぶん。 楽しいんですよねえ。
この溝に金味が溜まるんだぜぇ。
全体を金ピカにしたものも試してはみましたが、とどのつまり 金と黒のバランスが重要である。と これはもう結論と言って良い。と判断しました。
てっぺんは厚みを残してあるので、焼成時に自重で落ち込む…はずです。 ただ単に釉薬で薄い部分が溶けてしまうだけかもしれません。 予想 ( 願望 ?? ) では落ち込みますが、どうなるかはシリマセン。
一見すると重厚感のある釉調になるわけですが、こういった浮遊感を足してみる事で どういった印象が得られるのか。という まァ…実験要素の強い一品です。
これは上から下まで厚みが均等で、一般的なそれよりも薄手に仕上げてあるので 持った時に、 あ。軽い。 と言ってしまう事間違いナシ。です。
それが…良い事なのかそうではないのか。という話ですね。
それに加え 彫りがうるさい気もしますね…
あれ 三つ脚にすべきだったかな…とも思いました。
まあ 焼いてみてどうだったかを検証しましょう。
何かの映画だったか本だったか My life is shit というセリフが印象的な話があり 当時の私は うん。 わからなくもないな。といった感想を持ちました。
先日、外人さんに 君の選択はナイスだが、それを上手く扱う事が出来るのか ? と問われ さあ。 どうだろう。使い慣れているわけではないからね。 と答えると fml と返されました。
気になったので調べてみると、どうやら Fuck my life の略だそうで、意味は 最悪ぅ~ マジで~ だとか、軽い感じで相手をディスる時に使うようです。 omg のもっと軽い感じなんでしょうねえ。
さて 私の場合、 fml と言えば Fuck my left hand になるのでしょうけれど、嘆いていても仕方がありまセン。
少なくとも My life is shit と言うよりはマシでしょう。 ニュアンス的に。
気楽にいきたいな。と思う反面、どうにもならん気がしなくもないこの…危機的状況。 とっておきの ? アレに ?? 着手するか ???