
SAC Bros. Company
HELP
ご年配の方がよく 朝起きるのが早くなってきたのは、体力が落ちたせいだ。 寝るという行為には体力を使う。 と仰るのを聞きます。
私はそうはならない気がしてなりません。
今日 私は一体…浅い眠りも含めてしまうと 何度 寝て…何度 起きたんでしょう。
どうもこんばんは。motomanです。
普限窯は、主に地元周辺で構成された TEAM 普限 と 滋賀からいらっしゃる 彦根チーム ・ 信楽チーム そして九谷からいらっしゃる、九谷チーム。と、大まかに 3つ の地域から来られる人々で焚かれます。
どうも彦根チームから欠員が出たようで、急遽 私が当番をする事になりました。
撥水剤を塗布し
掛けるのを忘れていたのが 2点 あり、ちょっと予定がアレしましたが 急いで岸和田へ。
交代のタイミングで、先ず小山さんに指導して頂きながら…私が。 3時間後 の 0時 、ブライアンさんがもう一度お手本を見せて下さいました。
色々な窯元に足しげく通い、勉強された小山さんいわく 窯元の窯焚きは、それこそ真剣勝負。 見学すらさせてもらえなかったところもあった。と仰います。
もちろん 見学自由だから真剣勝負ではない。という逆説は成り立たず 喜楽歩には喜楽歩の 普限窯には普限窯のコンセプトがあります。
そういう中であっても、作品の良し悪しを左右する…重要な熾を 触らせて頂けるというのは…そうそう…いえ 先ず無い事。
大変 貴重な体験となりました。
というのも、普限窯は穴窯と言って良いのか登り窯と言って良いのか 穴窯 + 一の間 という形状で設計されていて、この写真で言うと 左側に焚き口があり、右側に見えているのが一の間なんですが 胴義の上の火吹きを見ると…前方の火吹きからの炎からよりも 後方の火吹きからの出る炎の方が、激しく 火足が長い事がわかります。
小山さんいわく 左右の火吹きからの炎の火足が短く、後方の火吹きからの炎が激しい こういう状況の場合、焚き口から火床にかけ 熾が溜まっていると考えられる。と仰っていました。
要は 熾が溜まっている事で、火が走るんだそうです。
わかったようなわからないような… 薪焼成初心者の私にとっては、まだまだ理解できない事が多々あるようです… いつか ああ。なるほど。と解かる日がくれば、まあ良いか。と まあそんな感じで。
ステンレスが赤く熱され、ふにゃりと曲がります。
壁紙にどうですか ^^
一緒に当番に入った岸川さんと試行錯誤しました。 ダンパーとロストルをかなり絞ってみるも、楽に昇温してしまうので まあ…還元状態を保つといった点も兼ねられるし かぶせ気味を維持しましょうか。なんて言っていたのですが。
当日の朝、ブライアンさんが頂いてきたという かなり大きな木片を投入する事で、ペースが掴めました。
読んでいる穴窯の書籍にも書いてありましたが、松食い虫にやられた赤松も ものは使いよう。というやつで 熾を減らしながら昇温させるにはとても有効らしく それが無ければ焚きにくい。とすら書いてありました。
なるほど。なるほど。 その片鱗が見えた気がします。
だんじりのコマを割った薪は短く、木蓋 → 押し込み → 落とし込み という 1サイクル で焚きます。 落とし込んだ際、開いた焚き口には 酸素を欲しがっている炎が シュゴッシュゴッと荒い鼻息をたてます。
思わぬヘルプで窯焚きをしましたが 毎回毎回 大変 勉強になりマス