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gender


寒いッスね…

どうもこんにちは。motomanです。

昨晩は削り作業をしていました。 いつもの黒土で作るものは " 武骨 " というテーマがあり 新たに挑戦するもの…と言っても、 2年 ほど前に多用していた 半磁を見つめなおし、白を基調とした品を作ってみたくなっただけなのですが それらのテーマを " 女性らしさ " に設定してみました。

女性らしい器形とはどういったものが適しているのか。 アウトラインを探りました。

📷 今回は、大小ありますが 全て碗形です。

まずは飯碗。

幾分 胴を緩やかに張れば 女性特有の体のラインと似た形となり 比較的…容易に得られるであろう。と高をくくっていましたが そんな甘いもんじゃあないですね。

何かピンとくるものがありません。 釉を試すテストピースがひとつ、出来上がりました。

📷 早くも 2点目 にして…原点に戻ろう。と… 特に何も考えず、いつものように削りました。

一応、頭の中は 女性の体をこれでもかこれでもか。と想像していたので 私の体は萌え上がっていました。 3D です。

📷 大きい碗は 3つ 。 まずは内側をキレイに削ります。

📷 それからの高台削り。

私が求める女性らしさ。というものは 華奢だとか繊細だとか、そういったところに無く ある種…堅牢までには至らぬ安定感と言いますか、 " 強さ " が欲しいと思うし スマートに自立している姿のようなものも欲しいと思います。

時代の流れってやつですかねえ。

で、とりあえず 1つ目 はコレです。

📷 男性 ・ 女性 どちらともつかない 中性的な印象になりました。

おそらく 高台をいつものような堅牢さを持たせるため、末広がりにしていたら より男性っぽくなった気がします。

そう 私が私の想像する女性らしさを表現するにあたり、着眼すべき点は 高台の形が最も重要である。 と感じています。

📷 2つ目 。

私が今までに " 女性らしい " と感じた品を振り返ると ルーシー ・ リー は外せません。

そこで、あの器形にどういった要素があるのか。と 似たラインを追ってみました。

📷 高台を絞り、胴はわずかに張り 口許に緩やかな反りを与えました。

高台を絞る事で、随分とラインがスッキリ見えます。 世に存在するものはほとんど全て、重力を受けています。 それを感じさせない爽快感が得られますね。

おそらく 高台から口許にかけての緩やかなカーブの先にある 口許のわずかな反りが、その効果を助長しているように思います。 また、その効果に 高台と口許の径の差が大きく関与している事は言うまでもありません。

リーは掻き落としでラインを彫りましたが、私の場合は…やはり削り。 下から上までのスラッとした出で立ちを邪魔しないような彫りを入れたつもりですが いかがでしょう。

📷 武骨な品を作りたい時、大抵の場合 高台を末広がりにして安定感と堅牢さを与えていますが それはこの一枚の絵画からヒントを得ました。

サンドロ ・ ボッティチェリの " ヴィーナスの誕生 " ですね。

着眼すべきは足下。 緊張感のある爪先や足の向きに純粋さがある。というのです。 その純粋さはきっと リーの作る、下から上まで突き抜けるような…ラインと同じ質のものであると感じます。

📷 プラクシテレスの " クニドスのアプロディーテー " も同様。 いわゆる " 恥じらいのヴィーナス型 " と呼ばれるもので 少し引かれた左足とその爪先に純粋さが見られます。

足下は 器ならば高台にあたり、高台は私が大事にしている箇所であり そこらへんを絡ませ、自分が作る品の質を向上させる事を狙っているわけですが いやはや 至極当然の事のようですが、一朝一夕では成りません。 が 言葉に出来ない何かに手がかかった気はします。

先に紹介したものも、気に入ってはいますし。

📷 プラクシテレスのヴィーナスは、夜な夜な若者が見に来ては あまりの存在感と美しさから、石像とニャンニャンしようとしてピュピュッと射精した。 という逸話があるそうですが そういう質のものではなく、もそっと上品な 私なりの形が作れれば良いな。と思います。

石像だとわかっていながら欲情するわけですから、高等過ぎる思考であるわけで 見立ての基本と言いますか 考えてみれば…ある意味 純粋過ぎるだけ。という事で 純粋の極みではないのか。とも思えますが…微妙。

しかし 器を見てムラッとくるほどの品が作れたならば 夜な夜な射精されたら嬉しいんでしょうか。 …微妙。

今回の記事の題は gender としましたが、これは 諸説あるようですけれど、 Wikipedia によると本来 性差の意味は無く、あくまで " 社会的 ・ 文化的な性のありよう " とされています。

男は髪が短く、女性は長い 男はズボン、女性はスカート 男は力仕事、女性は家事

男女平等を謳う人々が居ますが、私は個人的に 性の差による行動や思考は違って当然。と思っている人で まあ デリケートな問題なので置いておきましょう ^^;

リーの生きた時代の女性らしさ 私の生きる時代の女性らしさ それらは違って当然。 ならば 形もまた同様に違うものになる。という事です。

要は 男性が好みそうな形もあれば 女性が好みそうな形もある。というだけの事で 半磁という材料を使い、白を基調とした品で 女性を魅了する事は出来るだろうか !? 一介の陶芸やってる人間の挑戦である。という話です。

今回の削りである程度の方向性は見えた気がするものの 高台を末広がりにしてみても、そこから上のラインの形によっては 中性的になったりもするし どちらでもないな。と感じる形になったりもするし 私の考える女性らしさというものが、普遍的なものでない以上 受け手によっては逆に感じる事もあります。

よって どこまで突き詰めても、私の内で納得出来るのか否かという問題だけが残り 解決に至らない気もしますが… 楽しいので続けてみようと思います

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ヒュッゲな生活を提供すべく三重県伊賀市に工房を、東京に営業所を構え活動しているユニットです。


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