- SAC Bros. Company
The Sky Crawlers
今更感たっぷりですが。 映画 " スカイ クロラ " を観ました。
どうもこんばんは。motomanです。
" 攻殻機動隊 "
" イノセンス "
に続き… 私が観た中では 3本目 の押井 守の監督作品です。
過去にどんな活動をしていたのか、と Wikipesia を見た際 ああ。なるほど。と思った事がありました。
押井監督の特長として 世界観ありきで物語があり、その上でキャラクタを立たせる。
原作の小説も、森氏の特徴的な 哲学的 ・ 叙情的な文章の色濃く出ている作品で それと…押井監督の表現方法がよく合っていた気がします。 ( 原作を全て読んでいた為、頭の中で補完できる部分が多かったのも… 世界観を素直に享受できる、ひとつの要因である気がしますが )
細かいストーリィを知っていれば、また観方が変わると思いますが 原作を読んでいなくても、静かな…青い小さな炎のようなものを感じる事ができそうです。
久々におもしろい映画が観られました。 SAW FINAL はほんと…うんこでした^^
貴方の中で、何が一番大事なのかを見失ってはいけないよ
昼馬さんに言われた事。 人が作るものだから、何か一定の基準があって それがその人の美意識と呼ばれるものであり、つまりは作家のカラーになるものです。 なるほど。 それ故、ものを作るんでしょうね。
押井監督がこう言った事があるそうです。 " 自分が普通の映画を撮ったところでなんら存在意義が無く、映画を発明するのが自分の役割 " うん。それもまた ものを作る意義なんでしょう。
" 自分の作品の客は1万人程度でいいと思っている 1本の映画を100万人が1回観るのも、1万人が100回観るのも同じ "
たぶん 私もマイナ志向だと思います。
多くの作家が、高みへ登って行きたいと言う中 私は 深く深く潜って行きたいと思っています。
傍から見れば、同じ事のように感じるかもしれませんが ベクトルは…いわば逆です。
1人1人 の個人が 皆、 10 の力で自立できれば破綻は起きないが お互いを思いやる人同士が、例え 8 の力であっても 支えあい生きていくという。 破綻をきたす可能性は否めませんが、そういう世界じゃあないと… いや、 そうでなければ… そんな世界だから クリエイティブな要素が必要なくなってしまいますねえ。
そういった類の発想と近いものなのかもしれません